今回も前回に続き、お子さんと一緒に作れてとびきり美味しいおやつの紹介です。
今回はウェルシュケーキと言うイギリス、ウェールズ地方の家庭のお菓子です。
スコーンとケーキの間のようなサク&フワとした食感、小麦粉とスパイスが混ざり合った香りがふんわり。ところどころ現れるレーズンの甘み&バターの旨味が合わさったしみじみ美味しいものです。
もちろんイギリス菓子ですから、紅茶(特にミルクティー)との相性は抜群です。たっぷりの紅茶とウェルシュケーキの組み合わせは、手のとまらないおいしさなのです。
クリームやフルーツたっぷりのケーキと比べたらとても地味ですが、その素朴な姿には、私たちを虜にする味わいが隠れています。
と、こんなに絶賛するウェルシュケーキですが、私がこのケーキと出会ったのはほんの1ヶ月前。つい最近のことなのです(笑)。近所の友人が届けてくれたこのケーキが驚くほど美味しくて、早速調べて作ってみました。
ウェルシュケーキの良いところは
・フライパン一つでできて
・材料はドーナッツとほぼ同じで
・焼きたても美味しくて
・お子さんとも楽しめる。
ね、良いことづくしなのです。
それにドーナッツとほぼ同じ材料なのに、作り方でこんなに味わいが変わるのも面白く、おやつの奥深さにもちょっと触れられます。ドーナッツはバニラオイルの香りを足しますが、ウェルシュケーキはシナモンなどのスパイスとレーズンが入ります。
そろそろ外出もできるようになりそうですし、公園でピクニックに持参しても良さそうです。
では作り方です。
ウェルシュケーキ
●材料(直径約10cm 8個分)
A | |
・薄力粉 | 200g |
・ベーキングパウダー | 小さじ2/3 |
・シナモン | 小さじ1/2 |
・ジンジャーパウダー | 小さじ1/3 |
・ナツメグ | 少々 |
砂糖 | 70g |
塩 | ひとつまみ(バターが有塩の場合は必要なし) |
バター | 100g |
レーズン | カップ1/2 |
卵 | 1個(卵液で50g) |
●下ごしらえ
・A の材料を合わせて振るう。(暑い季節は冷蔵庫に入れておく)
・バターは1cm角切りにし、冷蔵庫でよく冷やしておく。
●作り方
手で作る場合
1) |
ボウルにA、砂糖、塩を入れ軽く混ぜ、バター(冷蔵庫から出したて)を入れて粉をまぶしながら、指先でバターを潰し、そぼろ状にしていく。
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仕上がりの目安は、バターの塊がなくなり、手で生地を握ると固まるけれど、簡単にほぐれるぐれるぐらい。
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2) |
レーズンと卵を加え、ゴムヘラなどでさっくりと混ぜひとかたまりにし、ラップで包んで冷蔵庫で30分寝かせる。
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※1と2の行程はフードプロセッサーで作ってもOK。
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3) |
生地を8等分に分け、一つずつを丸いおむすび状に整え、7〜8mmほどの厚みに潰し、ヒビを補修しつつ側面を整える。
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4) |
フライパンを熱し、中弱火で片面4〜5分蓋をして加熱する。
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焼きあがったら、ケーキクーラーや網などで蒸気がこもらないように冷ましてください。
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本場は最後にグラニュー糖をまぶしますが、甘みは十分なのでお好みでどうぞ。
焼きたてはほろっと食感がたまらなく、冷めるとよりビスケット感が増します。
どちらも美味しいので、多めに作り両方楽しんでくださいね。
この記事へのコメント
おこめ
美味しそう!!
ぽんで
イギリスを堪能できますね
ほな
イギリスにこんなうまい料理がある。
ほな
焼き方で決まる?
はなちゃん3
好感が持てます。
satama
美味しそう!作ってみたい!食べてみたい!
ほな
イギリスで、こんなにおいしいお菓子があるの。
ほな
通ですね。
dandan
比較的簡単そう
ほな
ふっくらおいしそう。