鍋が育った時間

  • 2016.02.01
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かれこれ15年間前、「料理する人には、絶対これよ」といつも通りおかんのような勢いで、親友がシャトルシェフをプレゼントしてくれた。今のサーモス株式会社が、前身の日本酸素株式会社という社名の頃の話だ。

「ガス台にかけ続けなくても料理ができるし、圧力鍋とも思ったけれど、もう持っていると思ってさ!」

と選んでくれた理由を付け加えた。よくおわかりで。
シャトルシェフは気になってはいたけれど、手が出なかったのだ。

そんな経緯で、我が家にすぐれた新人鍋がやって来て、大根や里芋の煮物、おかゆ、ゆで卵、温泉卵、茹で豚、茹で鶏、牛筋の煮込みなどなど数えきれない料理を、難なく作れるようになった。

炊飯ジャーを持っていなかった私は、“ごはん”もシャトルシェフで炊いた。



ところがある日、下ごしらえの豚のホルモンを火にかけたままうたた寝をしてしまい・・・焦げ臭い匂いで起きた時、鍋は真っ黒に焦げ付き、匂いはきつく、このまま捨たい気持ちでいっぱいに。とはいえ、これまで支えてくれたこの鍋を捨てるにはあまりにも忍びなく、結局3日かけて何度も何度も洗い、もとの姿に甦った。
あの時、あの娘を手放さなくてよかった。

大げさに聞こえるかもしれないけれど、私にとって鍋が育った時間は、かけがえがないものなのだ。

さてその鍋は、今でももちろん現役。
年末は黒豆に昆布巻き、年始はお雑煮に七草がゆと、休む暇もない。
そしてこれから一緒にどんな料理をつくっていけるのか?楽しみが尽きない。

この記事へのコメント

おこめ

参考にします

ぽんで

今でも実用できるシャトルシェフはすごい

ミキ

私もシャトルシェフを10年以上使っていますが、毎日欠かせないです!

実母にも義母にもプレゼントしました✨

ほな

還暦祝いはこれだ。

ゆーだいすきかあさん

結婚祝いに「これぜったいいいから」とプレゼントされたのかシャトルと出会い。正直 なんだこれ?でした。それから
かれこれ20数年 この画像と同じナベです 本当に大事に大事に大事~~につかっています。
この鍋の物語で一番の思い出は、息子がやっている 真冬の剣道場への差し入れです。
鍋からあふれるほどの善哉を作っていきました。気温ほぼ0度近い道場は足がしびれるほどの寒さ。
稽古のあと、みんながたくさんおかわりをして食べてくれたことです。
進学してそれぞれ別の道に進んだ仲間たちですが
「あのときの善哉美味しかった」と事あるごとに伝えてくれます。
かあさんの心まで温かくなります。ありがとうシャトルシェフ

ほな

経済的です。

ほな

欲しいなあ。

*

我が家の大きなシャトルシェフも十数年のお付き合い。
外鍋と内鍋にカレーを入れて町内会で役立ったり大活躍!
すっかり出番が少なくなったけれど手放せません。

*

本当に便利でエコなお鍋ですね。メチャ、活躍しています。

*

僕もシャトルシェフとは30年ほどの付き合いです!
初代は実家で現役 ^o^
現在使用しているのは25年ほどの付き合いですね )^o^(
グラグラ煮込むのではなく、じわ〜っと加熱する調理は他にはできません!
ウチではホームパーティーをよくやっています (*^v^*)
シャトルシェフで作ったトマトビーフシチューやエスニックおでんなど・・
皆さん「おいしい!」と言ってシャトルシェフを購入しています (^o^)/
これ、ネットワークビジネスだったら・・
相当もらえていますよね!? (^^;
「そしてこれから一緒にどんな料理をつくっていけるのか?楽しみが尽きない。」
僕も同じ思いで

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