ぶきっちょさんでも大丈夫。みんなで作ろうデコレーションケーキ

2022.12.20
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フードデザイナー蓮池陽子

クリスマスやお祝い事や人の集まる年末年始、そんな時はホールケーキをみんなで囲みたいではありませんか？でも「ホールケーキで失敗したらちょっと辛いなぁ」という気持ちもありますよね。ケーキのみならず気合を入れて作ったお菓子が失敗した時はだいぶ凹みます。そんな気持ちもよくわかるので今回はなるべく失敗の少ない、でも可愛らしく見えるケーキをお届けしようと思います。
ポイントはデコレーションといえど、前面にクリームを塗らないこと。いちごやチェリーはヘタを取らないこと。そして取っ手の取れる鍋で焼くこと（笑）です。
今回はデコレーションがメインなのでケーキの作り方は簡単に記します。
私はコーヒー生地のスポンジが好みなのでインスタントコーヒーを使用していますが、加えなければプレーンの生地になります。

＜材料（18cmの鍋）＞
＊生地＊

卵	３個
砂糖	80g
小麦粉	90g
ベーキングパウダー	小さじ１／４
【A】
牛乳	大さじ２
バター	20g
インスタントコーヒー	大さじ１
＊デコレーション＊
シロップ	材料を合わせて一煮立ちさせ砂糖を溶かす
砂糖	大さじ１と１／２
水	50ml
ラム酒	小さじ１
【クリーム】
生クリーム	120ml
マスカルポーネ	100g
砂糖	大さじ２/３〜大さじ１
塩	少々


【フルーツ】
さくらんぼやいちごなど	８個
（いちごは半分に切っても良いのでその場合は４個）

〜スポンジケーキを焼く〜
＜下準備＞
オーブンを170℃に予熱する。
【A】の牛乳、バター、コーヒーは合わせて温めて溶かしておく。
18cmの鍋にサラダ油少々（分量外）を塗っておく。
（心配な方はオーブンシートをセットしてもOK）

＜作り方＞

１）	ボウルに卵を割りほぐす。砂糖を加え電動泡立て器で混ぜる。この時大きめの鍋やフライパンにお湯を張り、ボウルを湯せんにかけ人肌になるまで温めて泡立てる。（温めると泡が立ちやすい。）
２）	卵液が人肌になれば湯せんから外し、白っぽく細かい泡になるまで泡立てる。
３）	粉類をふるい入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜる。粉っぽさが少し残るところで【A】を加えよく混ぜる。混ざりきればそれ以上は混ぜないこと。
４）	鍋に３)を入れ、予熱したオーブンで25分加熱する。粗熱が取れたら型から外す。底がくっついていたのですが、鍋底をトントンと叩くと落ちました。

〜デコレーション〜
＜下準備＞　下線はポイントです。

①	ボウルに生クリーム、砂糖、塩を加え泡立てる。ツノが立ってきたらマスカルポーネを加え混ぜ合わせ、あれば使い捨て絞り袋に入れる。絞り袋の代わりに冷凍用の保存袋を使用してもOK。
②	ケーキを半分に切る。・一気に切ろうと思わずに、ケーキを動かしながら切ると良い。
③	切ったケーキの内側両面にシロップを塗る。シロップが余れば表面にも塗る
④	絞り袋の先を直径１.2~1.5cmぐらい切る。少し絞り出してみてサイズを確認する。・微調整が必要なので袋の先は一気に切らないこと。
⑤	ケーキを盛り付ける皿にセットする。・あとから移動させるのはリスキーなのでここでセットするのが良いです。
⑥	下のケーキの上にクリームを絞る。側面側から丸く絞っていく。側面だけ気をつければあとは大体で大丈夫。・側面は仕上がった時に見えるので一定の大きさの丸に絞っていくと可愛く仕上がる。・クリームを絞る時、あまり上下に動かさず、一定の位置でクリームを横に広げるイメージで絞るとぷっくり丸く絞れます。
⑦	上のケーキを乗せて、クリームを均等になるよう８箇所丸く絞る。・ケーキを時計とすると6時→12時→3時→9時のような順番に絞っていくと均等に仕上がりやすい。
⑧	水気を切ったフルーツをのせる。