私の中で「韓国」といえばこれまで料理ばかりでしたのに、愛の不時着から始まった数々の韓国ドラマのおかげで、違う角度からも韓国を楽しんでいる今日この頃です。
我が家では、「醤油チュセヨ」(醤油ください)「醤油とってジュセヨ」(醤油とってください)とまあ簡単な使い分けもしていて、そろそろドラマを見て韓国語をヒアリングぐらいできるようになるのではないかしら?と勘違いするほどです。
脚本の素晴らしい韓国ドラマですが、やはり画面に食いついてしまうのは食事シーンです。貝のガソリン焼きやら美味しそうにスープをすするシーンを見たりすると、どんな味だろうと気になります。「韓国=唐辛子」のイメージが強いですが、タッカンマリやサムゲタンのように辛くない料理も多いようですし、本来、北部の食文化はスープも澄んだものが多かったと聞いたことがあります。食べ物自体は知っていても、その歴史や背景など知らないことも多いですね。
そんな一つがサムゲタン。
サムゲタンは、盛夏に訪れる伏日(*)に食べられる料理です。
陰陽五行思想ではバランスの崩れるタイミングで、身体にも悪影響を及ぼすのでその対策としてサムゲタンを食べるようです。伏日は年によって日にちは異なりますが、夏の間に3回あり、日本で例えるなら土用のうなぎを3回食べるイメージですね。
暑い時期は、お素麺と冷たいきゅうりの私達からするとなんだか不思議ですが、消化に良いもので胃に負担をかけないのは理にかなっています。
とはいえ、少し肌寒くなった今自分からの参鶏湯ももちろん美味しいです。それにシャトルシェフで作ることで、火にかけている時間が短く、いとも簡単に完成します。
韓国ドラマからのマイブームにのって、今回は家庭で作りやすいサムゲタンをご紹介します。スーパーで入手しやすい部位を使った作り方です。
シャトルシェフを使った簡単サムゲタン
材料
<煮込み用> | |
鶏手羽先 | 6本 |
鶏もも肉 | 1枚 |
もち米 | 1/2合 |
水 | 約1.5L |
青ネギ(青い部分) | 1本分 |
にんにく | 1かけ |
玉ねぎ | 小1/2個 |
あればなつめ、高麗人参などの薬膳 | 適量 |
<仕上げ用> | |
白髪ねぎ | 適量 |
塩 | 適量 |
作り方
1) | もち米は洗って吸水させる。手羽先は関節の部分に切り込みを入れ、もも肉は4〜6等分に切る。 |
2) | 調理鍋に煮込み用の米以外の材料を入れて中弱火にかける。沸騰したらアクを取り除きながら5分加熱し、保温容器に入れ1時間〜6時間保温する。 |
(私は夜寝る前に保温容器に入れて翌朝まで放置しています。) | |
3) | 具材を取り出し、水を切ったもち米を入れて火にかけ、沸騰したら米を混ぜながら3分加熱し、保温容器に移し30分〜1時間おく、再び加熱し鶏肉を戻し入れ温まれば完成。 |
4) | 器に盛りねぎをのせて塩を添える。 |
私は普段薬膳を入れずに作ることが多いですが、入れる場合は比較的味が強いので、保温して10分ぐらいで取り出すようにしています。特にお子さんがいると香りが強すぎることもあるので、味見をしながら取り出すタイミングを見計らってくださいね。
それから再加熱するときは、もち米の重みで鍋底が焦げ付かないようによく混ぜながら温めてください。もち米は煮崩れても、風味があってとても美味しいので、ぜひもち米で作ってみてください。
*伏日とは夏至から数えて3度目の庚(かのえ)の日(初伏)、4度目の庚の日(中伏)、立秋後初めての庚の日(末伏)をさします。
この記事へのコメント
ぽんで
韓国料理に興味が出ました
ほな
夏はサムゲタンです。
ほな
夏に3回食べると元気になる、日本の鰻と同じとのこと。
ほな
韓国料理の定番です。うまいです。
ほな
冬の食べ物です。うまいです。
ほな
腹の奥まで温められます。
ほな
シャトルシェフが売れます。