第143話 霧の向こうに

  • 2022.01.06
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新年あけましておめでとうございます。旧年中はサーモスのコラムをご覧いただきありがとうございました。今年も暮らしの中のささやかなコーヒーブレイクのようなコラムをお届け出来ればと思っていますので、どうぞ宜しくお願い致します。…とは言うものの、ウソの苦手な僕なのでホントのことを言うと、これを書いている今は年末も年末。大晦日まで2週間を切った、師も走っちゃう忙しない時間の中で、新年を迎えた清々しい空気感を妄想しながら書いています。妄想は得意です。妄想族ですから。
今回は僕ら夫婦が一番お気に入りのお店での一コマを。このワインは「気楽な日常を♪」みたいなコンセプトの一本。太陽の下で飲みたい陽気さ。
皆さんにとって2022年はどんな年になりそうですか?僕にはひとつの区切りになるかもしれないなって感じています。昨年はコーヒーに関する世界へ飛び込んでからちょうど10年でした。その前年、9年目でオープンした念願のカフェも、街の人々に少しずつ利用してもらえるようになってきました。ただ店の運営そのものは、半分冗談、半分本気で「ウチはまだプレオープン中なんです。」って言ったりするほど、まだまだ未熟で出来ていないことばかりです。
馬肉のタルタル 卵黄のソース添え。
とにかく美味しくて、通報されそうなほどウーンウーンって唸ってしまった。
そんな“ひよっこ”のような状況なのですが、それでも一つのミッションが完了して次のスタートラインに立つような感じがしています。それが僕にとっての2022年のイメージです。スタートラインと言ってもこれまでの事を卒業して新しい何かに向かうのではなく、階段を一つ昇って次のステップへ進むような感じ、自動車教習所でいうと第一段階が終了して第二段階に入るみたいな、そんな印象です。もちろん今までやったことの無い新しい事、そして少し難しくもある事、そんな事を行っていくのかなと思っています。
生しらすと青のりのパスタ。
娘のように歳の離れた友だちと、ウチの奥さんと。
実はここ数ヶ月いろんなことがあって、いろんなこと考えてきました。でも最後に思うのは「さて今度はここからどこへ向かえばいいのだろう???」でした。僕の好きな曲に“ゴールは霧の向こう側にあるよー”※みたいな歌があるのですが、そんな先の見えない状況では羅針盤になってくれるモノが重要だと思っています。僕は2年前に「迷った時は理屈や損得でなく、ただワクワクする方を選ぶ」、その名も“ワクワク大作戦”(笑)という羅針盤を手にしました。今は新たにもう一つ加わりました。それは「目的は一つでも、手段は一つじゃない!」という事でしょうか。まだキーワードとして一言に落とし込んでないので上手く言えないのですが。
スタンダードなしっかりめのプリンは、歓喜の塊です。
何もいうまい、んまい。
カフェはオープンしましたが、これはカフェをオープンしたかったんじゃなくて、それによって何かしたかったからオープンしたのです。つまりカフェは手段であって目的じゃない。だから自分が成し得たい目的のために、違う手段もいろいろ取り組んでみよう…それが今年の、というかこれからまた10年くらいのミッションになるのかな。どこを目指して何をするのか、はっきり言わずすいません。他の人にマネされたり先取りされてしまわぬよう、温めていまして。でもモヤモヤして嫌ですよね!一つくらいネタを明かすと、ウェブを活用したことは始めようと思っています。通販じゃなく、発信する方です。
”娘”友だちからのプレゼント。体験型ギフトでした。ありがとね♪
最初に僕は妄想族と言った通り、これらは全部妄想です。でも妄想したモノが強烈にリアリティを持った時、本当に実現するってことを経験してきました。人生の極意と言っていいかもしれません。これを読んでいる今は正月休みも明けて日常を取り戻している頃かと思いますが、妄想はいつ始めても大丈夫。皆さんもこれからどんな風になりたいか、そのために今年はどんな年になるのか、がっつり妄想してみてはいかがでしょう。喜びに溢れたとまでは言わなくても、昨日までより楽しい未来を♪
きれいなキャンドルを見ると「あかりを灯そう。一隅を照らそう。」
なんて思ったりします。
※歌詞をちゃんと書かないのは、著作権に対応した大人の技です(笑)


この記事へのコメント


だあきち

いい一年になりますように!


ゆーだいすきかあさん

肩に力が入らない やさしい文章
おいしそうなお食事
ユーモアも

「今年もまたおいしいコーヒーをお願いします」
ってお店でお話ししている自分を妄想しました (^▽^)/


江戸っ子

妄想で、よい一年を想像してみるって 私も得意技です!!


ほな

素敵な食事です。

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