下町の電車ミニカー その3

  • 2016.12.28
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みなさんこんにちは。
豊岡真澄です。
今年最後のコラムは「下町の電車ミニカーその3」をお届けします。

こだわり、製造方法、安全性。
たくさん教えていただきました。
豊 岡: これまでに製造のお話や、製品へのこだわりを伺ってきましたが、ママにとっては「子供が持っても安全」がとても気になります。
トレーンさまでは、おもちゃの安全に対してどんな対策をされているのかについて、もう少しだけ教えてください。
五十嵐: ダイキャストトレーンは対象年齢を3 歳以上にしています。
これは、日本玩具安全協会の玩具安全(ST)基準に沿って設定したもので、現在では対象商品全てがST 基準を取得しています。
初期製品は取得していなかったのですが、第三者機関に出して安全性をチェックするという意味でも、念には念を入れています。
豊 岡: そうなのですね。
念には念を入れて・・・ママ的にも安心です。
五十嵐: 安全に「絶対」という言葉はないのですが、少しでも安心してもらえると嬉しいです。
豊 岡: 今日は懐かしい時代の製品が中心なので、最後に五十嵐さんにとって思い入れのある車両をご紹介いただけますでしょうか。
五十嵐: うーん、悩みますね。(笑)
「今の技術で作り直してみたい車両」というところで選んでみます。
ひとつ目は北海道日本ハムファイターズのキハ183 系5000 番台!
豊 岡: おお!
「ニセコエキスプレス」ですね。
五十嵐: 野球好きとしては個人的にリベンジして綺麗に仕上げたいモデルです。
フジサン特急の「転写シール式」ならキレイに仕上がると思います。
個人的に贔屓にしている球団は秘密ですが、日ハムの皆さんには来年も頑張っていただいて車両復活・・・なんてあるといいですね(笑)

日ハム塗装のキハ183 系5000 番台、いいですね!
五十嵐: あと、古くて珍しいものといえば1990 年に開催された「京阪電車花の万博号」も苦労した製品です。
花博は終わってしまいましたが、当時の塗装技術では限界があったのでこれも今の技術でキレイに塗装してみたいモデルですね。
豊 岡: 確かにこれは「昔ながらの・・・」っていう感じですね。
波のような模様の塗装はかなり難しそう。
五十嵐: いやー・・・それはもう(苦笑)
今ならバッチリなんですけどね。

京阪電車花の万博号、塗装は大変だったそうです。
五十嵐: ちなみに同じ形の中で塗装が進化したのが小田急ロマンスカー・NSE(3100 形)です。左右比べてみてください。

同じ形でも塗装で印象が変わりますね。
左:改良後・右:旧製品(この製品は終売しています)
五十嵐: あとは後ろのディスプレイケースをじっくりご覧になってください
豊 岡: おおお!
ディスプレイケース見ると目移りしちゃいます!!!
おお、これは113 系?
東海道線と横須賀線のバージョンも!
バスも作っていらっしゃるのですか?
五十嵐: 色々作っていますよ。
製品は電車中心ですが、ちょっとだけお見せしますね。

この色のダイキャストトレーン、はじめて見ました!

バスも魅力的!リアルですね。
豊 岡: すごくリアルですね。
五十嵐: ありがとうございます。
バスは大きさ的にも精巧に作りやすいので、しっかり作っています。
もちろん玩具なので、ミラーなどの突起物は安全性を考慮して柔らかい樹脂を使っています。
豊 岡: うわー、ミラーもちゃんとついていて本物みたい。
樹脂の部品はとても柔らかいのですね。
五十嵐: ありがとうございます。
何かのはずみに折れないように、弾力性のある素材を使っています。

ミラーもちゃんとついていてカワイイ!
五十嵐: バスのダイキャストもなかなか奥深いので、電車とは別の機会にまた遊びに来てくださいね。
後ろに「ある青いスチロール製の大きな飛行機はですね・・・
これは次のお楽しみにしておきましょう。
豊 岡: え~!
五十嵐: 豊岡さん、またのお越しをお待ちしております!わっはっは (笑)
豊 岡: ありがとうございます(笑)

みんなの夢を乗せて・・・という言葉、とっても素敵だと思います。
子供たちが夢中になる電車のおもちゃ「ダイキャストトレーン」
誰もが知っているおもちゃ開発の舞台裏は、語りつくせないほどの思いと秘密がいっぱい詰まっていました。

五十嵐社長。
今度お伺いする際は是非バスのお話を聞かせてください。
ありがとうございました。
みなさま、どうか良いお年を!


この記事へのコメント


おこめ

楽しそう


ほな

大きな目。見つめないで。


まこつ

ステキなお話、ありがとうございました(^_^)

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