こんにちは。
豊岡真澄です。
今回のコラムは男の子なら誰でも知っているミニカー「ダイキャストトレーン」さまへのインタビュー第2弾です。
下町の電車ミニカー その1はこちらをご覧ください。
前回の続きです。
限定品だそうです。雰囲気ありますね。
これが幻の「量産先行試作車 Z0編成」。
次回は 下町の電車ミニカー その3 をお届けします。
豊岡真澄です。
今回のコラムは男の子なら誰でも知っているミニカー「ダイキャストトレーン」さまへのインタビュー第2弾です。
下町の電車ミニカー その1はこちらをご覧ください。
前回の続きです。
豊 岡: |
ダイキャストトレーンのお話、もう少し聞かせてくださ~い。 |
五十嵐: |
ぜひ! 次はどんなお話にしましょうかね。 |
豊 岡: |
ずっと聞いてみたかったのですが、トレーンさんで一番人気のある車両はどれですか?
|
五十嵐: |
うわー、難しいなぁ。 もちろん全部で~す(笑) でも、一番人気はやはり新幹線のシリーズですね。 圧倒的に人気があります。 |
豊 岡: |
ああ、やっぱり。 定番なのですね。 |
五十嵐: |
そうですね。 お子さんをターゲットにした玩具なので、昔は0系でしたが、ここ最近はN700系やドクターイエロー、E5系など最新型の車両や、いま走っているものが人気です。 |
豊 岡: |
確かに目の前で走っている車両は子供にとって魅力ですよね。 すごくよくわかります! |
五十嵐: |
あと、ちょっと珍しい人気車両をご紹介しますね。 これは作った瞬間に全部売れてしまった「銀河鉄道999」です。 数は6,000個と少なめですが、こちらは大人に人気でした。 |
限定品だそうです。雰囲気ありますね。
豊 岡: |
すごい! 幻の逸品ですね。 JR以外で人気の車両はありますか? |
五十嵐: |
私鉄では小田急ロマンスカー・MSEですね。 特急車はどの私鉄も人気なのですが、青は男の子の好きな色というのが理由なのかもしれません。 |
豊 岡: |
なるほど。 色ですか。 |
五十嵐: |
新幹線も男の子に人気のあるカラーリングですよね。 新幹線といえば、少し話が逸れますが、新幹線N700系の「量産先行試作車Z0編成」はご存知ですか? |
豊 岡: |
はい!N700系は長男が大好きなんです。 確か一編成しかいないレアなN700系ですよね。 ドクターイエローよりも見るのが珍しいとか。 |
五十嵐: |
さすがよくご存知ですね。 実はN700系「量産先行試作車 Z0編成」は、人気はあるけど幻のダイキャストトレーンなんです。 |
これが幻の「量産先行試作車 Z0編成」。
豊 岡: |
おおおおお~! パッケージからすでにカッコイイ! 新幹線は人気車種なのに、どうしてこのモデルが幻なのですか? |
五十嵐: |
このダイキャストモデルはN700系がデビューする直前から開発をスタートさせた製品なのです。 |
豊 岡: |
・・・ということは、車両の登場前から開発していたのですか? |
五十嵐: |
JR東海エージェンシーさんとコラボで開発・発売しました。 ところが、そのあとの編成から(本物の)屋根の形が少し変わったんです。 この屋根の後ろの部分、少し形が違うのがわかりますか? |
屋根の段差が直線的な「量産先行試作車 Z0編成」
(写真上のもの)
(写真上のもの)
段差がV 字になっている現在の製品
(写真下のもの)
(写真下のもの)
豊 岡: |
わー!確かに形が違いますね。 白いので言われるまでわかりませんでした。 それにしても、細かい(笑) |
五十嵐: |
このダイキャストは金型を修正して作り変えています。 金型は形を変えてしまうと元には戻せないので、そういう意味ではとても貴重なモデルです・・・って言っても微妙ですけどね。(笑) わずかな形の違いですが、こちらも限定品です。 |
豊 岡: |
鉄道会社さんとコラボして商品開発とかもあるのですか? |
五十嵐: |
時々あります。 そういう時の監修は厳しいですね(笑) |
豊 岡: |
そんなに厳しいのですか?(笑) |
五十嵐: |
わはは(爆笑) でも、その鉄道会社さんの立場に立って見れば、できる限り良いものを作りたいという気持ちは当然だと思うんです。 もちろん品質を上げるために手間と費用をかけることはできますが、繊細なラインを表現できるプラ製鉄道模型のリアルさにはどうしてもかないません。 特に鉄道模型はパーツが細かいぶん、突起があったり、パーツが取れたり折れやすいので、お子さんが遊びに使うのには不向きなんです。 |
豊 岡: |
鉄道模型は尖っている部分も多いですし、値段も全然違いますよね。 |
五十嵐: |
そうですね。 突起はすごく気にしています。 玩具は「手に持って遊ぶもの」なので、限られた仕様の中で、安全性を確保しながらどう表現するかは私たちの腕の見せ所でもあります。 「お子さんが手に取りやすく、持ち歩きやすい鉄道のおもちゃ」 当初のコンセプトを守りつつ、リアルで繊細な本物志向の鉄道模型と上手に住み分けをして「鉄道遊びの入門」という役割を果たしていきたいですね。 |
豊 岡: |
うーん、すごい。 私たちでは想像がつかない難しさがあるのですね。 |
五十嵐: |
ありがとうございます。 |
この記事へのコメント
おこめ
楽しそう
ほな
いい笑顔。
まこつ
いやぁ、ここまで作り込んでいたとは存じ上げませんでした。御見逸れしましたm(_ _)m