少し前に母が、手術を受けました。
心臓近くの血管を人工のものに取り替える手術で、脳も一時的に止めるという大掛かりなものでした。
おかげさまで、無事に手術は終わったものの、胸を大きく切ったので咳をするのもやっとな状態でした。
ちょうどその頃、母の田舎では孟宗竹(たけのこ)が旬を迎える時期になり、まめな叔父が、たけのこを掘りすぐに茹でたものをその茹で汁ごと冷まして送ってくれました。
私も母もたけのこにはお恥ずかしいぐらい目がなくて、「今しかない」と言い訳して毎日でも食べたい性分なのです。
採ったばかりのたけのこの茹で汁で炊いたおみおつけ。トウモロコシのような香ばしさにお出汁の旨味、香りが相まって身体中に染み渡るおいしさです。これを食べずしてどうして元気になれるのでしょ?と届いたたけのこを煮物、ちらし寿司、おみおつけにして病院に届けました。庭の山椒は素晴らしい吸い口になりました。
”たけのこ”のおみおつけはフードコンテナに入れて持っていきます。
その時、どうしても食べたいものが食べられた時、なんだか力が出てくるんだなと母を見ていて改めて気づかされました。
もしかしたら、母のように食べたいものが自分でわかることは稀で、食べたいものが全くわからないこともあるのかもしれません。
それでも、食べたら懐のおさまりがよく、力の湧いてくるものを見つけてあげられたら、それが回復する近道な気がしました。
くいりき
元気な時は、そんな言葉も気にならないですが、周りで病んでいる人がいる時、それぞれのくいりきを支えてあげられるごはんを作りたいですし、直接作ってあげられなくても作ってあげる人のサポートをしたいなと思いました。
心臓近くの血管を人工のものに取り替える手術で、脳も一時的に止めるという大掛かりなものでした。
おかげさまで、無事に手術は終わったものの、胸を大きく切ったので咳をするのもやっとな状態でした。
ちょうどその頃、母の田舎では孟宗竹(たけのこ)が旬を迎える時期になり、まめな叔父が、たけのこを掘りすぐに茹でたものをその茹で汁ごと冷まして送ってくれました。
採ったばかりのたけのこの茹で汁で炊いたおみおつけ。トウモロコシのような香ばしさにお出汁の旨味、香りが相まって身体中に染み渡るおいしさです。これを食べずしてどうして元気になれるのでしょ?と届いたたけのこを煮物、ちらし寿司、おみおつけにして病院に届けました。庭の山椒は素晴らしい吸い口になりました。
”たけのこ”のおみおつけはフードコンテナに入れて持っていきます。
山椒は汁には入れず、別で持参。季節の香りです。
さみしい病院食が続いたせいもあるでしょうけれど、母はペロリと平らげてくれました。その時、どうしても食べたいものが食べられた時、なんだか力が出てくるんだなと母を見ていて改めて気づかされました。
もしかしたら、母のように食べたいものが自分でわかることは稀で、食べたいものが全くわからないこともあるのかもしれません。
それでも、食べたら懐のおさまりがよく、力の湧いてくるものを見つけてあげられたら、それが回復する近道な気がしました。
くいりき
元気な時は、そんな言葉も気にならないですが、周りで病んでいる人がいる時、それぞれのくいりきを支えてあげられるごはんを作りたいですし、直接作ってあげられなくても作ってあげる人のサポートをしたいなと思いました。
この記事へのコメント
猫のしっぽ
お母様、旬の筍を食べられてよかったですね!
私も、お友達に掘りたての筍をいただき土佐煮にして美味しくいただきました。
ねこにゃん
コーヒーブレイク
お母様、早く元気になられますように! 私も山椒が大好きです。