鉄道学校訪問 その2

  • 2017.06.28
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こんにちは、豊岡真澄です。
「鉄道学校訪問その1」へのたくさんのアクセスありがとうございます。
第2回目は「教育用シミュレーター体験編」です。

豊 岡: 先生、よろしくお願いします!
大日方: これはJRの205系電車の運転シミュレーターです。
運転席の部品はもちろん本物です。
今日は運転士になったつもりで体験してくださいね。
豊 岡: おお、本物のオーラが伝わってきます!
大日方: 最初に運転前に機器やスイッチ類が定位置になっているかを一緒に点検しましょう。
運転士はひとりで乗務するので、自分自身に「本当に大丈夫?」と問いかけながらしっかり確認するのがコツです。
確認するときは必ず自分の目でよ~く見てくださいね。
オフになっているスイッチや、「後」の位置になっている装置や機器はありませんか?
豊 岡: 異常ありません!
大日方: 私も確認しますね。
豊 岡: お願いします!
大日方: 異常なし!
これで点検完了です。
では、運転席に座って見ましょう。
豊 岡: うわー!
今日は「動かす」という気持ちがあるので、すごく緊張します。
大日方: 大丈夫ですよ。
簡単に操作方法をおさらいしましょう。
左手が加速用のマスコンハンドルで、右手がブレーキハンドルです。
まずは指示するので、ゆっくり動かしてください。



すごい!
心臓がドキドキします。
豊 岡: はい!
大日方: では、私に続いて信号確認してください。
「進行!」
豊 岡: 「進行!」
大日方: いいですね!
今度はブレーキを緩めて、マスコンハンドルをゆっくりと「4」に入れます。
豊 岡: う・・・動きましたッ!
大日方: 細かい確認や動作は後で教えます。
とりあえず何駅か運転してみましょう。
80キロまで加速したら、マスコンハンドルを戻してください。
豊 岡: はい!

ハンドルはしっかり握ります。
(マスコンハンドルを操作しない時、左手はハンドルの脇に添えます。)
大日方: 駅が近づいてきましたよ。
ホームに進入時の速度は、ブレーキ「5」の状態で65キロぐらいが目安です。
指示しますので、ブレーキハンドルをしっかり握っていてください。
最初は失敗しても構いませんよ。
豊 岡: やってみます!

大日方先生のアドバイスを受けながら、なんとか運転できるようになりました。
駅に到着するとホッとします。
豊 岡: 先生。
列車の運転方法は、区間ごとに違うのですか?
大日方: いい質問です。
上下線の違いも含め、すべての区間で運転方法が違います。
せっかくなのでいまの運転をグラフで表示してみましょう。

豊 岡: このようなグラフがあるのですね。
大日方: 標準の運転方法をグラフにしたものを、専門用語で運転曲線=ランカーブと言います。
ちなみにカラー表示になっているのが、豊岡さんの運転です。
豊 岡: すごい!
大日方: 実際の運転とランカーブを比較すると、マス コンハンドルを戻すのが少し早く、停止位置の手前で速度を落としすぎたのが原因で11秒遅れています。
ブレーキハンドルの操作に慣れれば、遅れをほぼゼロにできますよ。
あ、それから「停止位置の誤差1m」はなかなかの腕前です。
豊 岡: ありがとうございます!
大日方: さて、この場所はこのぐらいにして、もうひとつ隣の実習室に移動しましょう。


シンプルなワンハンドル車は運転しやすいです。
豊 岡: おお!これはワンハンドル車ですね!
大日方: ワンハンドル車は手前に引くと加速し、奥に倒すとブレーキがかかります。
緑の位置がニュートラルです。
早速運転してみましょう。
豊 岡: はい!
大日方: 操作がシンプルなのですぐに慣れますよ。
豊 岡: とても運転しやすいです!
大日方: 距離の取り方がとても良いので、あとはブレーキのコツをつかむだけです。
きっといい運転士になれますよ。
豊 岡: ありがとうございます!
素直に嬉しいです。

ブレーキハンドル「5」の位置で、矢印の場所を65キロで通過が目安。

この車両(651系)も見せていただきました。


夢のようなシミュレーター体験でした。
次回は車掌体験と大日方先生へのインタビューです。
どうぞお楽しみに。

この記事へのコメント


おこめ

楽しそう


*

おはようございます(^^)
楽しそうな体験でしたね
停車場名が「豊岡」ですね❗
私の子どもも4/29の「電車運転会」で、205系、651系、211系のシミュレーションを体験してますよ


まこつ

やってみたい!!(><)

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