こんにちは、豊岡真澄です。
みなさん。
上野にある「岩倉高等学校」ってご存知ですか?
岩倉高等学校は鉄道業務を総合的に学ぶ「運輸科」があり、鉄道をはじめとする運輸業界にたくさんのOB・OGを輩出している学校です。
みなさん。
上野にある「岩倉高等学校」ってご存知ですか?
岩倉高等学校は鉄道業務を総合的に学ぶ「運輸科」があり、鉄道をはじめとする運輸業界にたくさんのOB・OGを輩出している学校です。
明治生まれの岩倉高校。 長い歴史があります。
岩倉高校は、前身となる私立鉄道学校が1897(明治30)年に神田錦町に開校し、1901(明治34)年に現在の上野に移転しました。
学校名はその後、鉄道の普及に尽力した岩倉具視の名前にちなんで岩倉鉄道学校となり、昭和23年に現在の岩倉高等学校に改称されました。
今年で開校120年目。
1984(昭和59)年には甲子園に初出場して初優勝。
鉄道分野にとどまらず、スポーツの世界でも多くの生徒が活躍しています。
今回は教諭の大日方先生に「電車の仕組み編」「教育用シミュレーター体験編」「先生のお仕事インタビュー」について、3回にわたってお話を伺います。
学校名はその後、鉄道の普及に尽力した岩倉具視の名前にちなんで岩倉鉄道学校となり、昭和23年に現在の岩倉高等学校に改称されました。
今年で開校120年目。
1984(昭和59)年には甲子園に初出場して初優勝。
鉄道分野にとどまらず、スポーツの世界でも多くの生徒が活躍しています。
今回は教諭の大日方先生に「電車の仕組み編」「教育用シミュレーター体験編」「先生のお仕事インタビュー」について、3回にわたってお話を伺います。
ロビーには鉄道模型コンテストの受賞作品や、スポーツ大会のトロフィーがズラリ。
実は大日方先生は業界では超有名人。 大日方先生はイベントでもご一緒させていただいてい るので、普段からよ〜く存じ上げています。 でも今日はちょっと勝手が違うので 大日方:ご・・・ご来校ありがとうございます。 豊 岡:ど・・・どうぞよろしくお願いいたします。 そんな不思議な雰囲気からのスタートとなりました。 なんだか恥ずかしいようなそうでないような。 先生、よろしくお願いいたします(笑) 大日方:では早速、鉄道のお話から行きましょう! |
私たちのイベントでも大人気の大日方先生 |
案内されて教室に入ると「こんにちは〜!」という元気な声。
授業前の生徒さんはとても礼儀正しくて、私たちを見かけると積極的に挨拶をしてくれます。
なんだかとても嬉しいです。
生徒さんと挨拶を交わしながら、私たちは黒板の後ろにある実習室へ。
そこにはなんと本物の台車とシミュレーターが!!!!
こ、・・・これはすごい!!
授業前の生徒さんはとても礼儀正しくて、私たちを見かけると積極的に挨拶をしてくれます。
なんだかとても嬉しいです。
生徒さんと挨拶を交わしながら、私たちは黒板の後ろにある実習室へ。
そこにはなんと本物の台車とシミュレーターが!!!!
こ、・・・これはすごい!!
大日方: | シミュレーターの準備をしている間に、まずは電車の台車を見てみましょう。 せっかくなので遠慮せず、近くでご覧になってください。 |
|
大日方: | 電車のモーターはこの車軸に一つずつついているんですよ。 一般的な電車編成は全体の4割〜6割ぐらいがモーターのある「電動車」です。 |
豊 岡: | 山手線で言うモハですね! |
大日方: | そうです。モハとかデハです(笑) 10両編成の電車の場合、だいたいたい16台から24台のモーターがついています。 |
2016年6月29日公開「私の心に火をつけたスシとカニ」より。
豊 岡: | 電車にはたくさんモーターがあるのですね。 |
10両編成の電車編成例 ● がモーターのついている車軸です。
大日方: | そのモーターを一度に動かすのが主幹制御器=マスターコントロールハンドルです。 かなり専門的になって来ましたね(笑) |
豊 岡: | お〜!これが憧れのマスコンですね!!! |
大日方: | そう、略してマスコン。自動車でいうアクセルです。 レバーは4段階あるのですが、この段階のことを刻み=ノッチと言います。 専門用語では「ノッチ入れる」とか「力行(りっこう)する」なんて言いますね。 |
豊 岡: | 「マスコン2ノッチ投入」という感じですね! |
大日方: | そうです!!・・・でも長いので、今日は説明を省きます。 「マスコンの操作で電車が動く」というイメージをもってもらえればオッケーです。 |
豊 岡: | はい! |
大日方: | 次は運転で一番大事なブレーキ(制動)です。 制動は右手で操作します。 自転車って車輪にゴムの板みたいなのを押し付けて停めますよね。 簡単にいうと原理はあれです! |
豊 岡: | おお!その原理はよくわかります。 |
大日方: | では早速、ブレーキハンドルを操作してみましょう。 |
豊 岡: | おおお!シューって言いますね。感動です! |
大日方: | 反時計回りの方向にブレーキハンドルを引っ張ると空気が入ってブレーキがかかり、時計回りに戻すと空気が抜けてブレーキがゆるみます。 シューっというのはブレーキを緩める時に空気が排出される時の音なんです。 |
豊 岡: | すごいすごい! |
大日方: | 車輪を見ていただくと、ブレーキ装置が作動しているのがわかると思います。 |
豊 岡: | 見えます見えます。これですね。 |
大日方: | 実際の制動装置はこれだけではなく、電力回生など別のブレーキ機能を併用していますが、これも説明が複雑になるので省略します。 とにかく操作するとブレーキがかかります。 |
豊 岡: | はい! |
大日方: | ブレーキを緩めてノッチ投入すると電車が走り出します。 シミュレーターなので、今日はこの二つのハンドル操作を覚えてください。 二つのハンドルが統合されたワンハンドル車も構造は違いますが、原理は同じです。 ・・・手袋と帽子、用意して来ましたか? |
豊 岡: | はい! |
大日方: | では、始めましょう!! |
この記事へのコメント
ほな
出発進行。