水辺と焚き火を求めて現実逃避

  • 2018.04.27
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蓮池さんから始まったリレーコラム。 豊岡真澄さんにつづく3人目の僕は、「家出」です。 毎日を120%で走り続けることを心がけている僕は、限界を超えそうになるとリミッターが外れる前に家出をしたくなる癖がある。 こればかりは僕にもコントロールがきかない。発作的にこの癖は発症してしまうのだ…。

今回の家出は身軽に手早く脱出した。 普段着にかれこれ15年以上愛用しているシェラデザインズのマウンテンパーカーを羽織る。 あとはポケットの中に必要なものを詰め込んだら車のアクセルを踏みつけるだけ。

向かった先は本栖湖。直火が出来るキャンプ場に水遊びが出来る湖、そして平日は人と会う確率が低いという僕にとっては最高の逃避場所のひとつなのだ。

本栖湖に着いたらまずは軽く深呼吸。 身体に溜まったいろいろ曇ったものをすべて吐き出して、新しい空気を取り入れる。 これをするだけで家出をしたかいがあるというもの。

仕事モードから自然モードへの切り替えは深呼吸が一番
作法も手順も関係なしで、自分が思うがママに呼吸をするだけ
身体の中身を入れ替えた次は、座り心地がよい切り株を探しはじめる。 ほとんど手ぶらの僕。 リラックスできる切り株を吟味して座ったら、あとは音が出るほどボーッとするだけ。

この日一番の切り株は背もたれつき


しっくりする場所を見つけるとリラックス度も大きく上がる
この日は久しぶりにフィット感が良かったなあ
どれくらいか時間が経つと、お腹がグーッと鳴り始める。 僕はポケットの中をガサガサとあさり、小さなおにぎりとおかず。 そしてリレー連載のテーマになっているデザートを出して地べたに置いた。 時々降り注ぐ暖かい日差しを浴びながらランチタイムがスタートした。 デザートは、僕の家出用に娘がつくってくれたので、最期に美味しい物をとっておく派の僕は締めにペロッとお腹におさめた。

ポケットに詰め込んできたスープジャー
アウトドア用の折りたたみスプーンもこのポケットに入れてきた

お弁当もポケットに入るサイズに
この身軽さがフットワークの良さの秘密

娘がデザートを作ってくれたおかげで僕の家出のグレードが大きく上がった
凍らしたフルーツのカットはちょっと幼児には大変だったかな…
だいぶ日が延びたおかげで、明るい時間帯に出来ることが増えて幸せだ。 このあとは本栖湖を散歩して、さらにはじっくりと焚き火の火を見つめる時間をとることができた。

この日の本栖湖は穏やかで、僕をかなり癒してくれた気がする

トレイルへのお誘い看板は、今日は見なかったことにした

焚き火の時間は良い意味で僕の視野を狭めてくれるので最高のツールだ
薪もその辺に落ちているので、僕が持ってきたのはライターだけ
今回も無事に充電を終えて、焚き火の香りが広がる車を運転して帰路へ向かった。
人間は時に現実逃避・家出も必要なのだ。またタイミングをみていこうかな。





この記事へのコメント


おこめ

楽しそう!


ほな

環境が悪化、生きていくには直径6センチ以上の木が2本必要です。植えなくては、植えなくては2本の木。


ほな

焚火ができる人が少ない。


ほな

奥さんと娘さんに感謝。


まるこ

先日は山中湖のイベントでお世話になりました。ありがとうございました。
写真と違うなんて言ってすみません。
勘違いされてたらごめんなさい。
写真よりも実物がステキでしたよ。
我が家もたびたび現実逃避で、夫婦二人の
メンタルを維持しています。
大切です。現実逃避。






ぱっさん

クラブサーモスの記事を子供達と拝読すること、いつも楽しみにしています。長谷部さんの発信する内容にいつも感銘を受けていました。人柄の暖かさも想像していました。長谷部さんの記事だけでなく実際にお会いさせていただいて一年が経ちます。先日もイベントで長谷部さんにお会いでき大変うれしく思いました。妻を亡くして3年、しばらく遠のいていたキャンプに明日から行ってきます。5泊という思い切ったキャンプですが、今回は長男の参加もあり心強く、楽しめそうです。
長谷部さんから学んだことこれからのアウトドアーにも役立てていきます。

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