思い起こせば、昨年の夏は恐ろしいほど暑い夏でしたね。まだ梅雨の最中ですけど、今年の夏も容赦ない暑さに見舞われるのかなぁと思うのは、きっと僕だけじゃないはず。そんな季節にはやはりアイスコーヒー!普段ホットコーヒーしか飲まない僕でも飲みたくなるのは、その冷たさだけでなくホットでは表現できない魅力があるからだと思います。でもそこに“爽やかさ”も加わったなら、さらに魅力的ですよね。今回はそんなアレンジコーヒー、「コーヒートニック」をご紹介致します。
そもそもの始まりは“エスプレッソトニック”。何年か前から北欧やオーストラリアなどを中心に流行りだしたようで、今では日本でも“ちょっとイケてるカフェ”ならメニューに加わるようになりました。基本的な作り方はカンタン。氷を入れたトールグラスにトニックウォーターを注ぎ、その上から静かにエスプレッソを流し入れるというもの。トニックウォーターには糖分があるのでエスプレッソより比重が重く、静かに注いだエスプレッソは上部に留まりキレイな二層になります。
肝心の味はというと…これが意外と美味しい!エスプレッソの苦味と、トニックウォーター独特のフレーバーや甘味が絶妙なハーモニーとなり、さらにミントの葉を添えたら爽やかな印象は更に増します。湿度の高い日本の夏にはとてもマッチする飲み方なので、是非皆さんにもチャレンジして頂きたいドリンクです。でもひとつだけハードルが。日本の一般家庭ではエスプレッソをたしなむ人は少数派なのです。そこで広く普及しているペーパードリップで、同じような味わいを生み出す【コーヒートニック】のレシピをまとめてみました!
【コーヒートニックのレシピ】
・道具
ペーパードリップの器具一式
グラス(タンブラータイプ)
ティースプーン(バースプーンならベスト)
・材料(1杯分)
コーヒー粉 18g(30~40mlだけ抽出)
トニックウォーター 70~80ml(グラスによる)
氷 適量
※お好みでミントの葉 少々
・手順
①グラスに氷を8分目ほど入れ、グラスを冷やしておく。氷はスプーンで回転させると尚良い。
②ペーパードリップで30~40ml程のごく少量を抽出する。ゆっくりじっくり濃い目に。
③グラスにトニックウォーターを6~7分目ほど(約70~80ml)を注ぐ。
④トニックの水面ギリギリにスプーンをかざし、そこに当てるようにコーヒーを静かに注ぐ。
⑤お好みでミントの葉を浮かべる。ライムを添えるのもアリです。ハイ、完成♪
ね、簡単でしょ?ポイントは多めのコーヒー粉で少量だけ抽出すること。普段では考えられないくらい濃いエキスを作りますよー。あとエキスを注ぐ時、衝撃を和らげるためにスプーンに当てながら注ぐこと。キレイな二層になったら成功です。もっとも、飲む時は混ぜちゃうんですけどね。
実は先日主催したコーヒーセミナーで、コーヒートニックの作り方を初披露しました。時間帯も初めての夜開催だったことから、タイトルも『今夜はコーヒートニック!』と銘打っての会でした。参加者の皆さんに気にいってもらえるか少し不安だったのですが、実際に味見をして頂いたところ大変好評でホッとしました。このドリンク、現時点では開催場所のJuhla
Tokyo/ユフラトーキョーにはないメニューなので、僕が在店時でかつ応対出来る場合は、裏メニューとしてリクエストにお応えしようかな(笑)
この記事へのコメント
ほな
コーヒー文化は素晴らしいです。
ほな
きれいな二層です。やってみたいです、
ほな
二重層の美しさ。
うみきよ
美しいですね(о´∀`о)
ほな
コーヒーの極限。