北海道の旭川・美瑛エリアに行ってきた。目的は旨い酒を飲むこと。その土地の歴史、文化、人に出会って、旬とおすすめの物を口に入れる…。この大人の幸せを存分に味わうためには地球の歴史も肌で感じるべし!という言い訳がましい名目で今回も山を歩いてきた。
今回歩いたのは白銀荘というバックカントリースキーの練習のメッカから十勝岳を一望できる望岳台という展望エリアまでの短い距離。ハイキング程度と侮ることなかれ!このルートには北海道の壮大な自然を感じることができるゴールデンルートと言っても過言ではない景色が待っていた。
歩き始めはシラカバの小道をゆっくりと進むと、生えたてのキノコが道の両側にニョキニョキ生えている。そして様々な野鳥の鳴き声が広い自然のあちこちで鳴き、3Dサラウンドのように森を乱反射している。
森を抜けると一気に景色が変わり、広大な自然の造形が待ち受けていた。この日は台風の影響で風が強く油断すれば帽子が簡単に飛ばされてしまうほどだったものの、そのおかげもありどこまでも続く空をまるで早送りのように雲が地球の周りを流れていく様子を見ることができた。
周囲に見えるのは十勝岳、美瑛岳、富良野岳など、単独でも美しい山々がゴゴゴゴーッと静かなるオーラを発しているような強い存在感を感じさせてくれた。ハイキングレベルなのに、まるで贅沢な海外のトレイルを歩いているようなシビレる感覚を瞬間瞬間で体の中を通っていく。これだから山歩きはやめられないのだ。
下山後はもう涼しいとは言え汗だくになった服を着替えて車に飛び乗る。旭川方面へ車を走らせること1時間。喉が渇きすぎてアイスカフェラテを飲んだものの、あとは飲食を我慢してアクセルを踏む。ホテルにチェックインをしたら狭いユニットバスに肘をぶつけながら慌ててシャワーを浴びて夜の町へと繰り出した。
旭川は札幌と比べて街は小さいものの、飲食のはずれは少ない印象がある。だから迷って店を探すような時間を無駄に使うよりも入れるお店にすぐにチェックインを済ませる方が得策だ。お酒が美味しい“今”を逃す方が損をする。
まずはサッポロクラシックの生で乾杯し、喉の奥に一気に流し込む。何を食べるかはお店の人任せがいい。おすすめを聞いたり、聞いたことない名前を見つけてはどんなものかを聞いて挑戦してみる。これが旅の流儀というもの。
スタートは腹ぺこということもあり、出てきた食べ物をどんどん口に入れてはビールで流し込んでいった。多分この時の自分は完全に我を忘れていたに違いない。胃が満たされてくると、後半は珍味に手を出し始める。1件目、2件目と渡り歩いていくと、お店の常連さんにほどよく絡まれながら時間を過ごすとあっという間にへべれけだ。ふらつく足をコントロールしながら宿に戻った。
山を歩いていた時間よりも飲んでいた時間の方が長い気もする今回の旅。きっと過ごした時間の比率からしても摂取したカロリーの方が運動して消費したカロリーを大きく上回るだろうな…。
僕の旨い酒を飲むための言い訳はまだまだ続く。そろそろ海外行こうかな。
この記事へのコメント
おこめ
進みそうですね
ぽんで
夏の北海道は最高ですよね
ほな
いいところばかり行っておられますね。
ほな
充実した毎日を過ごされていますね。
はるかぜ
旭川出身の友人がいます、東京に出てきて久しいので、郷里の薫りをお裾分けします。この画像を見たら、東京からの片道切符を握りしめて、もう戻ってこないかも知れませんね
まるまる
イカゴロルイベ、日本酒が進みそうです。