冬の訪れを感じ始めた頃のキャンプはどの季節よりも楽しい!食べ物、星空、焚火、温泉…と、キャンプにおける至福ラインナップがほぼ全てそろうのだ。体がうずいた僕は、今回は贅沢にコテージ泊のおひとり様キャンプを楽しみに行ってきた。
おひとり様キャンプの良さは、とにもかくにも“自由”であること。携帯のスイッチさえオフにしてしまえば完全にオフラインの世界。外界からの雑念が無くなり、ただ自分の欲求のままに自然の中に溶け込んでしまえばいいのだ。
まずはキャンプ場チェックイン前にミニハイキング。楽しいお風呂や夕ご飯のために、そして自然を身体に充電するために小さな山へ出かけた。今年は紅葉の時期が遅れているのか、このタイミングで森の中は秋真っ盛りの色を見せてくれる。吐く息は白いものの、動かしている身体は次第に温まってくる。身体が温まると同時に自分の身体のいたるところが活発に働き始めて、五感で自然を感じられるようになってきた。
小屋にチェックインした後は、テラスでコーヒータイム。このまま音が出るくらいボーッとしていたいところだけど、時間貧乏性な僕はため込んでいた本に手を伸ばし始めることにした。
楽しみにしていた夕食の時間。実はこの食事が寒い時期のキャンプの難点なのだ。鍋にスープなど、グツグツいわせたまま直接自分でよそってすぐに食べるメニューはいいのだけど、お皿や椀に乗せてゆっくり食べるタイプのメニューは一瞬にして冷めてしまう…。暖かい食事のはずが気付けば冷やし系メニューになってしまった食事は、おひとり様キャンプがグッと寂しくなってしまう…。
そんな寂しい現象を防ぐ方法を僕は見つけてしまったのだ。活躍するのは真空断熱構造の食器シリーズ。盛り付け後の食器に同じ型の食器を逆さまにして蓋代わりにすれば、あっという間に保温機能が発動する。もちろん完璧ではないものの、実験してみると通常の食器を利用するよりも真空断熱構造の食器を使い、かつ蓋をした方が圧倒的に保温時間が長くなった。当然美味しい食事が乾いてしまうこともない。
なによりたまらないのがこの見た目!昨今のキャンプ道具にはない面白い形状で、無機質なのに何か機能美を感じてまるでU.F.Oのようだ。久しぶりに使えてワクワクするアイテムの活用方法を見つけた僕は、満足な食事とともに終わりが見えないハードリカーと焚火の時間に移行するのだった。
この記事へのコメント
おこめ
綺麗ですね
ぽんで
興味がわく光景でした
ほな
東京2020聖火台に酷似。
ほな
真空断熱構造の食器が面白いです。UFO感満点。
おかめ
ナポリタン、美味しそうです。
ほな
たき火ができない人が多いそうです。たき火ができれば、道に迷っても一晩は生きられるそうです。
薫
楽しそう
よもちゃん
夜1人は怖そうだな。。。
ほな
クリの色彩がきれいです。
ほな
一人はもったいない。