台湾弾丸酔いどれ紀行【2】

  • 2016.07.14
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このコラムは 「台湾弾丸酔いどれ紀行【1】」 のつづきです

台南「花園市場」の2件目は煮込み系を攻め、3件目は麺を身体に流し込み、4件目はおでん風屋台でまったりと。
5件目の締めは焼き牡蠣のお店にした。焼き牡蠣は大皿山盛り、20個ほど乗ってきて300円ほど。日本ではあり得ない価格だ。

台湾醤油と香草をすり潰した緑のタレを数滴牡蠣の身にたらし、汁がこぼれ落ちないように口に落とし込む。 口の中にその味と牡蠣の温度が残っているうちに台湾ビールを流し込む…。なんとも言えない幸せ感が体中を包み込んでくれる。
吹き出す汗と、様々な食べ物のにおいが充満する空間。台湾飲みはこれだからやめられないのだ。

締めの焼き牡蠣屋。
胃を烏龍茶で洗浄しながら、これでもかというほど食べた。

夜市を楽しむポイントは、「胃もたれをどう防ぐか?」だ。この解決方法は以前台湾へ飲みに行ったときにのんべえの地元オヤジが教えてくれた その方法とは、暖かい烏龍茶を時々飲みながら飲食をすること。台湾では宿、電車、空港と様々な場所でお湯が入手できる。 茶葉さえ多めに持ち歩いていれば、いつでもボトルにお茶をつくることができるのだ。

ほどよく(を通り過ぎた気もするが)酔っ払った僕たちは、市場内にあるゲームコーナーへ足を運ぶ。

ここでは大人も子供も夜遊びを楽しめるのがいいところ。輪投げやパチンコ、バスケットボール投げなど、年齢に合わせたアナログゲームがずらりと並ぶ。 携帯ゲームやハンディーゲームの電磁波が飛び交う昨今、“歴史公認”の夜の遊び場は、今となっては健全にさえ見えた。

御多分に漏れず、長谷部家も様々なゲームに没頭するのであった。
アナログゲームがひしめくエリア。
ルールはシンプルなので説明文が読めない僕も娘も存分に楽しめた。

古き良き町を歩き、お茶や珈琲を楽しみ、地元の人がひしめく飯屋でへたくそな中国語を笑われながら楽しむ会話。 時間がいっぱいあるのに決して忙しくも暇でも無い。これが旅の醍醐味だ。

僕たちは、台南の昼と夜を味わい尽くした後、さらに台北でも夜市で遊び、勿論娘の要望に応えて公園や町の探検も楽しみ、弾丸ツアーの幕を閉じた。 さて、次は家族を連れてどこへ行こうか?そして、満足げな家族の隙を突き、調子に乗って一人旅の交渉もしてみようかな?

この時期は突然のスコールが多々ある。
雨宿りという名目でその度に喫茶店に入るのも楽しい。
町を歩くと、日常の中に溶け込んだ面白い風景がたくさんある。
これが異国を歩く旅の醍醐味だ。

この記事へのコメント


おこめ

楽しそう


ほな

まるで、大阪玉出です。


ほな

屋台で食うとうまいです。

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