仕事柄、僕はいろいろな世代の人と出会うことが多く、仲良くなって友達になったりします。すると時にはお悩み相談を受ける事も。そんな折、僕とウチの奥さんと二人してアドバイスをしたある若者から、お礼を頂いてしまいました。それは体験型ギフトというもので、カタログギフトの様に好きな体験をペアで選べるものでした。スポーツ、エンタメ、リラクゼーション、グルメetc…様々なコースの中から僕らが選んだのは『溶接してつくる木座面のスツール コース』。歳を重ねると既に似たような経験があったり想像ついたりするのですが、さすがに溶接は未知の領域です!
訪れたのは東京・目黒区にある「Makers’Base Tokyo」。木工、金工、陶芸、縫製などモノ作りのための機器や道具が用意され、ビル全体がシェア工房になっている”大人の秘密基地”です。受付を済ませ指定のフロアへ向かうと、そこには普段見ることのない工作機器、そして整然と並べられた道具の数々。まるで鉄工所の片隅のようです。早速スツール作りのスタート!まずはサイズと座面の木材を選びます。僕はハイスツールでアカシア材、奥さんはロースツールでナラ材を選びました。次に溶接の仕方と注意点の説明を受けてから、端材を使ってのお試し溶接です。
溶接はアーク溶接という方法で、詳しい話は割愛しますが1万度という超高温に加え、発する光は太陽の10倍で直視厳禁です。そこで銀河帝国軍の兵士的な遮光シールドを被るのですが、このシールドがとにかくスゴイ。普段は濃いめのサングラス位なのですが、溶接を始めた瞬間、センサーが光を感知して自動的に暗くなる液晶シールド搭載の優れものでした。その反応速度は1万分の1秒!自動遮光シールドは機動歩兵じゃなくても欲しくなるグッズですね。おっと、話は脱線しましたが、まずは奥さんから溶接にチャレンジです。
溶接箇所と順番を確認しながら一つずつ溶接していきます。トーチのレバーを握るたびにドキドキですが、結構上手に溶接していきます。次に交代して僕も挑戦。わ、思ったより繊細!僕の方が明らかに雑な仕上がり、うーむ。僕らの作業は位置決めのための仮溶接で、難易度の高い本溶接は講師のお兄さんが行ってくれます。その間に僕らは座面の加工です。サンドペーパーを掛け表面を滑らかにした後、オイルを塗っていきます。最後に溶接したフレームへネジ止めして完成です。おぉ、ちょっとイイ感じじゃないですか♪
今回は思いがけず頂いた贈り物から、とても興味深くて楽しい体験をすることが出来ました。こんな形の贈り物に「気を遣わせてしまい悪かったな」と思う半面、じんわりと嬉しい気持ちです。僕自身も日々色々な悩みや辛さを抱えて生きていて、誰かの助けが必要な事もたくさんあります。きつい時は素直に「力を貸して」と言える人でありたいし、言ってもらえる人でもありたいです。そんな世の中の方が僕は良いなぁ。そういやバイク乗りの友達が「お互い様」を流行らせたいって言ってたっけ。。。
この記事へのコメント
ほな
何でも挑戦は立派です。
黒田 悟志
ほなさま>
恐れ入ります!!
江戸っ子さま>
そうなんです、溶接出来ると作れるモノ広がるのですが、さすがに簡単には手が出せないですね(汗)
黒田 悟志
ミキさま>
そんな大したことはしてないのですが、満足度の高い体験でした!
ゆーだいすきかあさんさま>
おぉ、分っちゃいましたか!手袋は噛んで外すモノです笑
江戸っ子
溶接ができると、できる幅が広がって 自由自在な形ができるので、面白いでしょうね~
溶接は、ハードル高すぎですが。。。
ほな
問題意識が高いですね、感心です。
ゆーだいすきかあさん
ステキなギフト
ステキなスツール
片平なぎさ わかりま==-す (^▽^)/
ミキ
溶接も木工もすごい✨スツールカッコいいですね!