「そうだ 京都、行こう。」というJRのCMをご存じでしょうか?京都は日本が誇る一大観光地のひとつというだけではなく、あそこには何か人を引きつける「JAPAN」な魅力がたくさんあります。僕もご多分に漏れず、「そうだ 京都、行こう。」と、突然思い立って出発することにしました。
新幹線で夜京都に入り、まずは一杯。この日は軽く飲んで、ビジネスホテルの小さなデスクで仕事をして就寝…のはずが、思わぬアクシデントで結局明け方までパソコンを叩き、ベッドの掛け布団を剥がすことさえせずに倒れ込むように仮眠をしました。「自由気ままな旅時間!」と思ったけど、まあ、世の中そんなに甘くはないよなあ…。
翌朝はちょっとゆっくり起きて、喫茶店で朝食。京都の喫茶店は、どこに入ってもなんだか心地いい。この日は行った喫茶店も期待通り。ゆっくりとタマゴサンドのモーニングで心も身体も脳みそも目を覚まさせました。
伏見稲荷大社に清水寺、金閣寺に銀閣寺と、京都はとにかくたくさんの観光エリアがありますが、外国人の環境客も増え、とにかく人が多い…。コロナ前に行った時は、100m歩くのにもうどれだけ時間がかかったことか。
でも、今回の僕の京都旅は間違いなく人混みがほとんどない!京都の魅力は、歴史的建造物だけではなく、その建造物の周囲の日本の四季にあります。そこで僕は、京都一周トレイルの一部を歩く事にしたのです。京都一周トレイルは、京都をぐるりと取り囲む山を活用した全長約84kmのコースと、京北に全長約50kmのルートがあり、歴史的建造物や町、そして自然と歴史を楽しめるトレイルで、これを歩くと京都をちょっとナナメに堪能できるというものです。
もうすぐなくなってしまうバス1日券を使って近くまで移動。バスを降りたらハイキングのスタートです。ハイキングといってもそんなに身構えることなく歩けそうなので、この日は観光気分を味わうために、いわゆる街着で歩き始めました。
この日はまだ3月の始め。関東は暖かい日もあるけど長袖が心地良い日々だったので油断していました。歩いて10分も経つと、もう汗だく。中のTシャツは汗でビショビショだし、羽織っていたマウンテンパーカーは暑すぎてもう苦行としか思えない状態に…。上着を脱いで、ボトルのドリンクをゴクゴクと飲みながら、春直前の京都の自然を楽しみます。
ちょっとせっかちで早めのウグイスの声を聞きつつ、まだ冬の気配が残る里山を歩くと、日常を少しだけ忘れさせてくれます。道沿いには遙か昔の日本の小さな文化財や名もない社があったりと、ガイドブックにはあまりない京都を味わいます。小さな神社でお参りをして、時々日陰にある倒木に腰掛けて汗が引くまで休憩をしていると、お腹がグ〜っとなりました。ここで僕は、「そうだ 昼飯を、食べよう。」となって、ゆっくりと歩いて町に戻りました。
汗だくの僕が向かった先は、京都のかくれた名店「中華のナカイ」。なんと、一年中冷やし中華が食べられというお店です。特性のタレにキンキンに冷えた麺は、思いの外暑かった今日という日を一気に冷やしてくれました。うまし!
食後は町をぶらつき、喫茶店でミックスジュース。これでふたたび身体をクールダウンさせたところでタイムオーバー。京都駅から新幹線で帰る際の小さな幸せセット。SIZUYAのカルネと缶ビールを買って車内に乗り込み、カシュッ!とプルタブを引き開けたら京都旅の締めくくりが始まります。
最寄りの新横浜駅のホームに降り立つと、少し涼しい。帰宅感が高まったところで京都旅が終了しました。みなさんも、京都へ行った際は京都一周トレイルを少しだけ歩いてみてください。
この記事へのコメント
おこめ
楽しそうですね
ほな
おいしそうな冷やし中華ですね。
よしゴンクス
こんな京都の旅の仕方があったとは!
トレイル、良いですね。
冷やし中華も美味しそう。
久しぶりに京都に行きたくなりました。
michiru15
中華の”サカイ”美味しそうです。
ぜひ、行きたいです。
ほな
京都人のおごりがあります。注意が必要。
UCE
めちゃ健康的
だあきち
一周トレイル、初めて知りました!
いつもと違った京都が味わえそう(^^)
ミキ
また違った京都ですねー
ほな
観光シーズンのバスの渋滞は日本一。
ほな
やはり低層住宅だ。東京有明との違いです。
江戸っ子
京都のバス旅、楽しそう~海外の方たちもバス旅をされているブログを拝見したことがあるので、有名なのかな?
ぽんで
京都に行きたくなるコラムでした
はるちゃん
人がいっぱいの京都が苦手!
でも京都一周トレイルは出かけてみたい、ワクワク‼️
コーヒーブレイク
美味しいものがたくさんありそうで興味深い京都。鴨川べりでタマゴサンドをパクッといきたいです。
おひるだ
京都、いいところですね。また足を運びたくなります。
hirune
いったきもちになりました