ちょうど昨年の今頃は、オートバイの教習所に通っていました。6月に免許を取ってすぐに乗り始めたので、ライダーデビューして早くも1年が経とうとしています。いまだ初心者マークですが少しずついろいろな所へ走りに行き、”バイクのある暮らし”を楽しんでいます。そんなある日、確かSNSだったと思いますが「SSTRに参加してウンヌンカンヌン…」と言う言葉を見かけました。SSTR…?なんだろう?と気になって調べてみると、それはなんとも興味深いオートバイのツーリングイベントの事でした。
SSTRとは「サンライズ・サンセット・ツーリングラリー」の頭文字を取った略称です。スタート地点は日本列島太平洋岸の、どこか自分で決めた場所。そこを”日の出”と共にスタートし、石川県能登半島の千里浜なぎさドライブウェイという海岸へ”日没まで”にゴールするというものです。それで名称がサンライズ・サンセット=日の出・日没なのですね。じゃあツーリングラリーとは何か。それは必ずチェックポイントに立ち寄り、所定のポイント数を獲得しなければいけないというルールがあるのです。
例えば道の駅は2ポイント、高速道路SA・PAは1ポイントなどがあり、合計15ポイント以上が必要です。また「指定道の駅」は最低1ヶ所は立ち寄るというルールも。場所ごとにスマートフォンで専用サイトに地点登録しながら走っていくので、明らかな速度超過が認められた場合は失格になるなど、休憩や安全を確保しながら走るような仕掛けになっています。そのため事前のルート設定はとても重要です。僕は初参加だから、高速を利用した確実なルートの予定ですが、中にはスーパーカブなどに乗って下道オンリーで参加する強者も!
このイベントを立ち上げたのはバイク冒険家の風間深志さん。1982年に日本人として初めてパリダカールラリーにバイクで参戦し、完走をした凄い人です。その時のゴール地点、ダカールの海岸で走ったヴィクトリーランの感動を、多くのライダーにも感じてもらいたい…そんな思いでこのイベントが始まりました。以前は週末2日間だけの定員制開催でしたが、コロナ禍により土曜日2週が定員制、その間の日曜〜金曜が分散型参加となる、8日間の開催となりました。平日が休みの僕は5月23日(火)にエントリーしました。
第11回目となる今回の参加者は、期間計で10,000台。参加者の多い土曜日は走る先々でSSTRのゼッケンを貼ったバイクと出会い、ゴールの千里浜ではそれぞれ自分だけの道を走り切ったたくさんのバイクが”砂浜”に現れます。そう、千里浜なぎさドライブウェイは日本で唯一、波打ち際を車やバイクで走ることが出来る観光道路なのです。僕は平日参加なのでさほど多くはないはずですが、水平線に沈む夕日をバックに何台ものライダーがゴールする、その一人となります。次回のコラムではSSTRの結果や、旅の続きのレポートをお届けしたいと思います。お楽しみに♪
この記事へのコメント
おこめ
素敵です
ほな
道の駅を見直しました。
ほっこりーナ
SSTRのロゴのバッグ、格好いいですね。
バジル
夕日とバイク、なんともいえない風景です
ほな
きれいな夕日です。
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初エントリーされたんですね!毎年友人 知人達が参加しています!カブで下道番長達のつわども達です。私はタイミングがあわなく参加は無理ですが一度はやってみたいです! 一度やると病みつきとか?(笑)
コーヒーブレイク
夕日を見るとどんどんどこまでも追いかけたくなりますね。
江戸っ子
SSTR 単なる個人的な集まりだと思っていたら、本格的な冊子や行事で皆さん楽しまれていらっしゃるのですね。バイクだけではなく、電車でも参加OKにしていただきたい!!
朝日と夕日を見ていると、小さな悩みを消してくれますよね!!
ぽんで
タイトルがいいですね
ポンちゃん
素晴らしい! 私の次の目標が見つかった感じがします。
おひるだ
初エントリーされたのですね。チャレンジ、ドキドキわくわくですね。笑顔でゴール✨無事に完走できますように。
ミキ
道の駅もバイクで寄るとまた格別ですねー♪
hirune
いくつになっても夢はもっていたいですね