お暑うございます。この夏は「統計を始めて以降、過去最高の気温」というセリフを何度も聞いた気がします。そんな酷暑のピークはどうやら過ぎたようですが、それでもまだ残暑厳しいですね。そしてアイスコーヒーが美味しい日々でもあります。前々回のコラムではドリップバッグを使ったアイスコーヒーの作り方を解説しましたが、僕の店で毎月開催しているコーヒーセミナーでも、8月はアイスコーヒーの作り方を取り上げました。ということで今回はコーヒーセミナーについて。
8月のコーヒーセミナーはやはりアイスコーヒーで♪
僕の店ではほぼ毎月コーヒーセミナーを開催しています。内容は主に初心者向けで、「普段なにげなくドリップしているけれど、ちゃんとした淹れ方って？」とか、「日によって美味しく淹れられる時とそうじゃない時があって、味が安定しない」なんていう方にはオススメの講座になっています。普段はホットコーヒーを淹れる講座を開催しているのですが、今回はお客さまからのリクエストで、お家でアイスコーヒーを美味しく、しかも簡単に淹れる講座を開催しました。
ちょっとしたコツで、コーヒーは美味しく仕上がります。
通常セミナーの進め方は、最初に「器具の説明」、次に「淹れ方の解説」、最後に「ドリップ実践」の３ステップでおこなっています。でも今回の参加者は、以前ドリップセミナーを受講したことがある人ばかりでしたので、器具の説明は省略し、2つめの「淹れ方の解説」からとなりました。ベースは「急冷式」です。濃厚に淹れたホットコーヒーを氷で一気に冷やす方法で、先日のコラムでご案内したのと理屈は同じですね。ただし出来るだけカンタンで、手間のかからない方法です。
しっかりメモを取り、研究熱心な参加者も。
【超簡単アイスコーヒーの作り方（1杯分）】
〜ペーパードリップで急冷式〜
・手順
①普段より3〜4割増のコーヒー粉を用意
②普段の半分だけ抽出（なるべく濃く）
③氷を満タンにした大きめグラスを用意
④熱いのを一気に注ぎ、掻き回して急冷
これだけです！
僕はホットコーヒーの時、コーヒー粉15gを使って200ml抽出です。なのでアイスコーヒーではコーヒー粉20gで110ml抽出しています。これはとっても濃い状態で、氷で急冷すると溶けて液量が増え、ちょうど良い感じに薄まると200mlほどのアイスコーヒーになります。
〜ペーパードリップで急冷式〜
・手順
①普段より3〜4割増のコーヒー粉を用意
②普段の半分だけ抽出（なるべく濃く）
③氷を満タンにした大きめグラスを用意
④熱いのを一気に注ぎ、掻き回して急冷
これだけです！
僕はホットコーヒーの時、コーヒー粉15gを使って200ml抽出です。なのでアイスコーヒーではコーヒー粉20gで110ml抽出しています。これはとっても濃い状態で、氷で急冷すると溶けて液量が増え、ちょうど良い感じに薄まると200mlほどのアイスコーヒーになります。
ハンドドリップ自体は手軽で簡単ですが、
ひとたび淹れ方を気にし始めると、奥の深さに気付かされます。
ひとたび淹れ方を気にし始めると、奥の深さに気付かされます。
「淹れ方の解説」をした後は、まず僕がお手本となるドリップを披露。皆さんに味見をしていただいてから、いよいよ参加者のドリップ実践です。全員同じコーヒー粉の量で、お湯の温度も統一、お湯の掛け方もお手本通りに試していただきます。ところが…、淹れたコーヒーの味見をすると、全員の味が違っていてバラバラの結果に。実はハンドドリップの講座では毎回この現象が起こります。その訳はお湯の掛け方と湯量のわずかな差。味見をした参加者の皆さんはいつも驚かれます。
僕と参加者全員のドリップ痕。よく見ると色々な違いが。
たまたま今回はアイスコーヒーの講座でしたが、定番の「ホットコーヒーの淹れ方」以外にも、コーヒー豆や焙煎度合いによる違いなどを体感する講座も交互に定期開催しています。またここ数年は実施していない「オリジナルのブレンドを作ろう」講座も久しぶりに検討中です。コーヒーは飲んで味わうだけでなく、その向こうに様々な楽しみや面白さが広がっていることを、もっと伝えていきたいと思う近頃のクロダです。皆さんもこんな講座に参加してみたい！ということがあったら教えてください♪
淹れ方だけでなく豆や器具の選択、コーヒーの歴史など様々なテーマが背景に拡がっている世界です。
この記事へのコメント
サーモン
目安がわかりやすい
サーモン
無糖派です☕️
マイコ
さっそくアイスコーヒー作ってみたくなりました。
江戸っ子
お湯の掛け方と湯量で、こんな違いが出て来るのですね。
美味しいものを追求するって、研究力が必要だと解りました。
おこめ
いいですね
定年ゴルファー
夏でもホットで毎日飲んでます！！
スッチー
良いです。
あきら
ドリップ時のお湯の注ぎ方で味が変わるのは興味深いですね。
かぐや姫
参加できない私には
具体的な分量を教えてもらえて嬉しかった
ぜひ丁寧に淹れてみたいです！
ガチャピン
沖縄本島北部(山原(やんばる))地域で栽培されている｢沖縄県産コーヒー豆｣を使った製品(商品)でコーヒーの淹れ方を教える講座を開催されては如何でしょうか。お薦めです。
ぽんで
常においしいコーヒーが飲みたいので参考になりました。
コレステロール
奥深し
コーヒーブレイク
適当にアイスコーヒー作ってましたが分量の目安がわかりました。やってみます！
hirune
時間がコーヒーと人を育んでる感じですね♪
ほな
簡単、これが一番難しい。コーヒーは体に良い飲料です。水、お茶、コーヒーの3つ。