究極のケータリング料理

  • 2017.04.28
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こんにちは。Atelier Story蓮池です。
私の主な仕事はフードコーディネートやレシピ開発ですが、時々ケータリングの仕事もお受けしています。
先日は、若手のランドスケープデザイナー、庭師、大工さんなどの新年度の会ということで、ケータリングをさせていただきました。

今回は、7割は男性と聞いていたので、肉やや多めで、ガッツリした味付けがよいだろうな~と考えておりました。
シャトルシェフで柔らかく煮た牛すじ
冷凍庫に立派な牛肉のかたまりが、たまたまあったので、肉のかたまりを繊維にそって分けて、肉の表面にある白い繊維を取り除き、大きな塊はローストビーフにしました。
残った繊維、つまりこれが牛すじです。牛すじは、言ってみれば残りかすなのですが、そんなことを全く感じさせないおいしさがあります。
一番だしと牛すじのスープを吸ったじゃがいもがおいしい。
この牛すじを一度茹でこぼし、一番だしでコトコト煮るのが、私のお気に入りの食べ方です。 「牛すじのだしでコトコト炊き」は牛肉のコクある味のあとに一番だしの香りが残るのがたまらず、後引く味です。 そのままスープとしてもよいのですが、じゃがいもや里芋、蓮根などを煮るのがおすすめです。 スープの旨味が根菜の柔らかくなった繊維にしみわたります。また牛肉から出た脂が根菜に絡んで、ついもうひとつ食べたくなるわけです。
最後に、ごはんやうどんにかければ、〆としても楽しんでいただけます。

今回も、この〆のごはんが男性陣にストライクだったらしく・・・ごはん(おむすび)が足りない事態になったと嬉しい報告をいただきました。

ケータリングは、よりビジュアルにこだわる物が多くなってきていますが、 ハレの日のケータリングはフォトジェニックでも、仲間がワイワイ集まる楽しい会は、まずはお腹を温めて、ほっとしたものを出してあげたいなぁと思ってしまいます。
私の中で、究極のケータリング料理は、「おむすび」と「おみおつけ」。
余計な水分を取ってから崩れない程度にフワッとむすびます。
人と人を繋げてくれる料理を、シーンによってどうデザインするか?が一番の要です。

料理を並べはじめました

この日のメニューはこちら



この記事へのコメント

おこめ

素敵なメニュー!!

*

すごく美味しそう。
盛りつけの参考になります。
大皿欲しくなっちゃった

ミー

新鮮なメニューが豊富で真似てみたくなりました。

かおかお

大皿なのに、綺麗で見栄えがして楽しめるメニューです。

*

素敵なメニューが揃っていて勉強になりました。むすびの上手な仕上がりに幸せをいただいたような気持ちになりました。
おうちでも真似てみたいですね

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