いやあ、ホントにいいモノ拝ませて頂きました!ナニがって、花火ですよ花火!それもサザンの花火です!
ウチの奥さんがササンオールスターズの大ファンなのは、以前のコラムにも書きました。(→そのお話はコチラ)先日そのサザンの曲に合わせて花火を打ち上げるイベント『茅ヶ崎サザン芸術花火2019』が、神奈川県茅ヶ崎市のサザンビーチちがさきで行われました。これは昨年のサザン結成40周年という節目を記念して初開催された花火大会です。今回は奥さんが有料の観覧席をゲットしてくれたので初参加することになりました。
この観覧席も想定以上に応募が殺到し急遽ベンチ自由席が追加されたおかげで、運良く入手出来たものです。最終的な観客数は3万8千人だそう。ちなみに奥さんのサザン仲間Nさんは、貴重な指定観覧席をゲットしたとのこと。くぅ〜、羨ましいぜNさん!(笑)当日は微妙な空模様でしたが「本日開催」と告知され、僕らは意気揚々と出発しました。電車を乗り継ぎ茅ヶ崎駅に着くと、既に多くの人々で溢れていました。街の奥へ綿々と続いていく人波は、海へ流れゆく川のようでもありました。会場のビーチへ辿り着くと見渡す限りに座席が並び、巨大なモニターも設置されていました。しばらくは大会運営上のアナウンスが繰り返されていましたが、やがて開演前の特別上映が始まりました。それは2013年に茅ヶ崎公園野球場で行われた伝説のライブの映像でした!
その様子はまるでライブが始まったかのような心躍るもの!曲に合わせて手を振る人、踊る人、そして誰もが歌声に酔いしれていました。僕らも曲にノリながら記念品の三ツ矢サイダーを貰ったり、お弁当を買ったりしつつ、ベンチ席のゲート前へと移動しました。しばらくすると奥さんがLINEで誰かとやり取りを。どうやらサザン仲間のNさんが、ゲートの向こう側に拡がる指定席エリアの、ちょうど目の前辺りにいるらしいと。手を振ると振り返す遠くの人影!こんな広い場所に数万人もいる中で、よく見つけられたもんです(笑)
少し雲行きが怪しくなり小雨も降りましたが、開会の直前に止むと、突然半円を描いた巨大な虹が現れました。大き過ぎてスマホのカメラでは収まりきらない程です。やがて美しい夕日が沈み、海の向こうから漆黒の闇が空を覆うと、遂に花火大会が始まりました。1曲目はライブツアーのオープニングと同じく東京VICTORYでスタートです!それも花火の上がるタイミングが桑田さんの声と完全にシンクロしていて、なんと心地よいことか!ゾクゾクして鳥肌が立ちます。そしていよいよ曲が大きく盛り上がるのと同時に大きな花火が弾け、会場中からオォーッ!と盛大な歓声が上がります!
曲ごとに打上げのリズムは勿論、その曲調や歌詞の内容さえ表現された様々な花火が、大空をいっぱいに使って次々と打ち上げられていきます。音楽と花火の共演がこれほどまで心に深く迫ってくるとは思わず、実は1曲目で感動のあまり泣き出しそうになるのを堪えていました。また昨今は規制により打上げが難しい尺玉がたくさん上がったことも、感動に輪を掛けたと思います。来る前は、曲の最中に何となくバンバン打ち上がる程度の想像しかしてなかったことを恥ずかしく思いました。全国から日本屈指の一流花火師が集結し、その実力を存分に発揮していることが伝わる、素晴らしい打上げ花火でした。
およそ1時間で13曲の音と光の芸術は、無事閉幕となりました。“芸術花火”と名付けられた意味を噛み締めるには充分過ぎるほどの余韻に浸りつつも、帰路は数万の人々が駅に向かうため、相応の混雑は避けられません。駅に着くと入場規制まで敷かれていました。でも僕らは気分が高揚していたせいもあり、ちょっと贅沢してタクシーで藤沢駅まで移動しました。そして空いている電車に落ち着くと、ついさっき見たばかりの“芸術花火”について、興奮冷めやらぬ想いを互いに語り合ったのでした。打上げ花火の概念が覆された出来事でした。
この記事へのコメント
おこめ
いいですね
ぽんで
サザンは本当にいいよなあ。
ほな
見事な花火です。
ほな
サザンの人気は衰えない。
ほな
花火は日本の絆です。
ハマ
サザン好き
ほな
さすが、サザン。
アイス
花火大会いいですね。