マイクロファーマー生活

  • 2020.09.11
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僕は、家族と一緒に庭に自分サイズの小さな農園を数年前に作りました。大きさは畳縦半畳程度で、あくまでも無理をしないでのんびり楽しめるのが基本スタンスの小さな農園です。
小さな農園の看板は、娘が担当。毎回色々な絵が追加されます。
選定したのはニラ、パセリ、イタリアンパセリ、バジル、シソ、そしてブルーベリーなど、基本的にはほっておいても育ってくれるものばかり。キュウリやトマトなどの、収穫が大変なのはしばらくやらないことに。
不格好な形ばかりだけど、いとおしさは人一倍の食べ物達。
雑草だらけの農園は嫌いじゃないけど、たまに世話をしてあげると愛着が湧いてくる。
時々手を入れるために雑草を抜いたり、食事の一品に添えるために畑にいくと、小さな発見と小さな幸せがそこにはあります。シソに紛れ込んだバッタや、イタリアンバジルで休憩するトカゲなど、小さな生き物に出会った瞬間は山の中で野生動物に出会ったようなドキドキ感があります。
シソの葉の上に小さなオンブバッタを発見。本職にとっては天敵だけど、僕みたいないい加減なマイクロファーマーにとってはかわいらしいお客様。
イタリアンバジルの上を自由に歩き回るトカゲ。さぞかし香りがいいフィールドだろうな。
この日は天気も腹の空き具合最高潮だったので、小さな農園からブルーベリーとシソを収穫しました。収穫量は、畑の大きさに比例して家族サイズ。収穫したものは、もちろん美味しく食べます。
ブルーベリーは野鳥との取り合い。今年は人間の勝ちだけど、少し彼らにも残してあげます。
収穫したブルーベリー達は、さっと洗って作業開始。
ブルーベリーは、少量だけど簡易ジャムにしました。ブルーベリーの紫色は天然なのに強い発色で、それでいて食欲をそそるのが好き。完成したジャムは、冷めたらフレンチトーストの上にのせて食べるのを楽しみにしばらく色を楽しもうと思います。
このコトコト煮ていく作業は、忙しい仕事の時間の流れを少しずつゆるめてくれる。
ブルーベリージャム完成。ほんの少量だけに、大切に食べたくなる。
大葉は細く切って、残暑続く日々に最高なそうめんの上に乗せて香りと味を楽しみます。まだまだ暑い日が続く昨今、この爽快感あるのどごしがたまらないです。ひとくち食べた瞬間に鼻に抜ける野性味あるシソの感じは、次、すぐ次と口の中に入れていきたくなる美味しさでした。
シソの収穫。サイズも虫食いの場所も色々。先客の虫を一緒に収穫しないように慎重に選ぶ。
採れたてのシソはひときわ香りがいい。刻む作業中も頭の中がスッとするいい香りがまな板の上から広がる。
シソ特盛りそうめん。このメニューは夏からずっと僕のヘビーセレクトメニューだ。
次の休みにはバジルソースを作って、冷製パスタで残暑を涼しく過ごす予定だし、イタリアンパセリはそのままサラダにして食べる計画を立てています。どれも不格好だし、穴だらけだけど、家で適当に育てたからこその野性味ある美味しさがあります。
小さなプランターでも、牛乳パックを切った鉢植えの中でも、みなさんもミニマムファーマーになってみてください。胃も心も満たされますよ。なかなか世界が落ち着かない昨今、小さな幸せを楽しんでみてください。
あ、もしかしたらまずは育てたい野菜をスーパーで買って美味しく食べてみるのがいいかもしれませんね。


この記事へのコメント

おこめ

いいですね

りょう

果実はいつでも鳥との競争。
生存競争は激しい

ぽんで

家庭菜園は気軽にできますね

ほな

グローバル化を止めたのはコロナさん。

mika

自分で作ったものはおいしいでしょうね
私も始めたいです

ほな

大きなおうちで、感嘆。

kyokyam

ブルーベリージャム同感!収穫時期が異なるから家庭菜園では少量を何回かに分けて作ります!甘さも自分好みでね

江戸っ子

家庭菜園に穴の開いたシソの葉なんて 気にならない。イイヤ。むしろ 安全でうれしいぐらいだよ~

ほな

旬産旬消 は体に最高ですね。

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