第128話 おウチで珈琲～禁断の楽しみ方

こんにちは。コロナウイルスによる様々な不都合が依然として全国各地で発生していますね。皆さんお住まいの地域はいかがでしょうか。ここ東京は諸々の数値が相変わらず高いレベルで推移しています。これを書いている今現在、緊急事態宣言の延長も止むなしか？という声が聞かれます。コラムが公開された頃にはもう結論が出ていると思いますが、延長しているんだろうなぁ…。ということで、おウチでコーヒーを楽しむ機会もまだまだ多いであろうという皆さんに、今回は自宅で淹れるコーヒーの禁断の楽しみ方をご紹介致します！

１．適当にブレンドしちゃう
普段自宅でコーヒーを淹れている人は、決まった銘柄のコーヒーを使っていることが多いと思います。でもいつもと違う銘柄を買ってみたり頂き物のコーヒーがあったりすると、微妙に少しずつ残ったりすることがありませんか？そんな時オススメなのが、名付けて「適当ブレンド」！余ったコーヒー豆を直感でブレンドしてみましょう。意外な美味しさに出会ったり酷いことになったりと様々ですが、でも楽しいです。僕は仕事柄いろいろなコーヒーが手元にありますので、実はよくやります(笑)たまに驚きの美味さに出くわすのですが、そんな時に限って何をどうブレンドしたのか分からないんですよ…。

２．ドリップバッグ増量
カップの上に乗せて1杯分のレギュラーコーヒーを楽しむドリップバッグ。ドリッパーを使わず手軽に美味しいコーヒーが作れるので便利ですよね。でもほとんどのドリップバッグは内容量が8～10g。昔の喫茶店の様な小さいカップで120ml程度の抽出に適した量です。使っている器がマグカップだと200mlくらいは欲しいので、カップに合わせると薄くなっちゃうんですよねー。そこでオススメは、名付けて「ドリバ増量」！別のコーヒー粉をドリップバッグに少し追加してしまうのです。しっかりとした濃さの美味しいコーヒーが楽しめますよ。逆の話ですが、僕は普段飲むコーヒー豆が足りなかった時、ドリップバッグをバラしてその粉をドリッパーに足したこともあります(笑)

３．自分でハンドピック
一般的なコーヒー豆には、虫食い豆やカビた豆、傷んでいたり未成熟だったり変色した豆など＝総称して欠点豆と呼ばれるものが、一定量混入しています。当然ながら味わいにも暗い影を落とすことになりますが、それが“普通のコーヒー”の味わいとして認知されています。だからウチみたいな小さなコーヒーロースターでは、手作業で欠点豆を取り除く“ハンドピック”という作業を行う所も多いです。一般的なグレードの豆は欠点豆が多く混入しているので、専門店のように自分でハンドピックしてしまおう！という提案です。もちろんコーヒーを“豆の状態”で買っている人限定の提案にはなりますが、ハマると面白いです。

４．いっそ何でも混ぜちゃおう
先に言っておきますが、邪道です。子供に見せられません(笑) でも子供の頃よくやっていたのは、コーヒーと何か別の物をブレンドして未知の味わいを楽しむこと。一番やったのは紅茶とのブレンドですねー。今にして思えば冒涜ですね(汗) あとコーヒー用の粉クリームをお湯で溶いて、そこに少しだけコーヒーを入れるという逆レシピとか。コンデンスミルクも入れましたが、ベトナムコーヒーとして実在することを知った時は衝撃でした。チョコを溶かすなんてのも当たり前でしたね。さあ、あなたもポッキーを浸してチョコを溶かしたらプリッツ化するか試しませんか？クッキーを浸してデロデロに崩壊する寸前に引き上げられるかやってみませんか？やってはいけないと注意したくなる事はアイデアの宝庫。想像力を働かせて、たまにはぶっ飛んだコーヒー時間を楽しんでみましょう♪こっそりとね。