厳しい残暑から逃げて美味しいジンギスカンと低山を登りたくなったら行くべき場所は北海道!ということで、今回は室蘭に行ってきました。美味しいご飯にお酒、そして大自然はもちろん目的のひとつですが、今回僕は山で叶えたかった夢を実験することが最大の目的なのだ。
その夢は、山の頂上で冷えた炭酸飲料をガブガブ飲むこと。普通の人からすれば取るに足らない夢のようですが、頂上に自動販売機や商店がない、全てを背負って登る山ではどれだけ願っても到底かなわない事だったのです。
今回は登山難易度が低めで楽しみやすい鷲別岳(標高911m)。室蘭市と登別市をまたいでそびえる山で、別名室蘭岳とも呼ばれています。車を降りて周りを見ると、登山口は360度広がる地平線で、僕が勝手にイメージしている北海道感が満載で勝手に鼻息がフンフン荒くなってしまいます。
でも、スタート地点の休憩所に貼り出されている「熊に注意」がグッと緊張感を高めてくれます。熊といっても本州のツキノワグマよりも大きくて何でも食べるヒグマになんて出会ったら、もうお手上げです…。その“もしも”を想像するだけでゾクゾクします。
歩く森の中は、沢水経由で冷たい風と北海道らしい涼しい風が通ってなんとも心地よい。オーバーヒートしがちな夏山登山のあの修行のような感じは一切なく、快適そのもの。それだけでも来たかいがあります。途中でボトルに飲用可能な湧き水を詰めて、行動中の水分を確保。土地の水をいただけるのは、登山の一番の贅沢かもしれません。
北海道の自然は、本州とはまったく違い発見も多くて楽しい。フキは大きいし、道をキツネが横切るし、標高が低いのに白樺の森まで広がっている。森でよく見かけるシカの足跡も、ホンシュウジカではなくエゾジカになるので、その足跡の大きさに心が躍ります。
今回の目標のために、途中から少しずつ歩くペースを上げていきます。Tシャツが湿ってきて、胸元を汗が流れ始めてくると、頂上まで500mのサインを通過。頂上近くでは絶景と共に素敵なルートに繋がる枝道を発見。そうなるとどうしても後ろ髪を引かれてしまいますが、今回は我慢…。これがまた次の登山欲に直結しているのだ。
いよいよ鷲別岳の頂上に到着!恒例の記念写真はさっさと終わらせて、いよいよ夢の実験開始です。いつもは温くなった炭酸を頂上で飲むか、または下山まで喉を鳴らしながら我が家の犬が喉が渇いた時のように舌を出して我慢するほかなかったこの夢が、最近やっと実現できるようになった訳です。もちろん、ボトルに氷を入れて、炭酸を山に持ち込めば実現しますが、これはちょっと面倒だし装備が無駄に増えるので嫌煙していました…。
ボトルの蓋を軽く回すとプシュッと素敵な音が鳴ります。さらにキャップを回すと、シュワシュワと生き物のように炭酸達がボトルの中で踊っているではないか!!ゴクゴクと喉を通る炭酸は、間違いなく完璧な旨さ。胃の中をシュワッとしてかつ冷えた炭酸が流れ込む感じを山で味わえるのは、炭酸専用ボトルの恩恵あっての幸せだ。結果は…山頂で飲む炭酸はうまい!!
周りに人がいないので、遠慮することなく出るがままに大きなゲップを出しながら歩いて下山。ちょっと行儀が悪いけど、この気持ちよさは今回の対価といってもいいだろう。帰りの道は行きとは別のルートにして、森と海が広がる絶景を堪能できる尾根道を歩きました。
下山後はもちろん町を練り歩いて美味しいご飯とお酒を堪能。ほろ酔いのままベッドに倒れ込みました。北海道は、時間さえあればテント泊登山を楽しみたいなあ。
今回も良い旅になりました。
今回も良い旅になりました。
この記事へのコメント
おこめ
炭酸ボトル欲しくなりました
りょう
炭酸ボトル優秀!
ぽんで
熊、北海道の山ならではですね
江戸っ子
炭酸ボトルだと、標高が高い山でも 膨張しなくてもOKですものね。これは、贅沢かも~
ほな
室蘭でこんないい天気があるのですね。
ミキ
炭酸ボトル私も欲しい!
ミキ
達成感と炭酸、最高ですね!
おひるだ
素敵なところですね、とっても気持ち良さそ~~です。私はまだ炭酸専用ボトルも用意できていないですが、先ずは私でもチャレンジ出来そうな所から、ゆっくりスタートしてみたいです。いつか主人と一緒に炭酸マウンテン、楽しんでみたいなあ~~。
ゆーだいすきかあさん
いいですね== このボトル とても興味があります!
hirune
標高があるところに持って行っても炭酸水が飲めるのはうれしいですね!!