前々回のコラムではコーヒーの淹れ方について久しぶりに取り上げました。書いた当初は「ちょっとありきたりな話になっちゃったかなー。あまり関心を持たれないかも…」なんて思っていました。でも記事に対する皆さんの反応を拝見して、コーヒーに関する基本的なことが思ったより知られていないのかもしれない…と感じました。そこでベーシックな事柄についても、しっかりと取り上げることにしました。ということで、今回のテーマは自分好みのコーヒー豆の見つけ方について。
コーヒー豆の自家焙煎店などに行くとたくさんの種類の豆があって、一体どれを選んだら良いのかよく分からないことってないですか?試飲させてもらっても、あっちもこっちも美味しい感じがするし…どうしよう?なんてね。そんな時おすすめなのが「コーヒー豆の焙煎度合いで選ぶ」です。コーヒーの味はざっくりと酸味・中庸・苦味という3つの味に分けられますが、これはそのまま浅煎り・中煎り・深煎りという焙煎度合いと連動しています。実はほぼ全てのコーヒー豆が浅煎りほど酸味、中煎りは中庸な味、深煎りほど苦味になるのです。
よく「マンデリンは苦いよね」などと言ったりしますが、それはマンデリンが苦いというよりも、そういう味に焼いた結果=深煎りにしたことで引き出された味なのです。だからざっくり分けた3つの味わいのうち、自分が一番美味しいと感じるのが苦味だなぁと思ったら、どこのコーヒー豆屋さんに行っても”深煎り”のものから選ぶようにすれば、いつも自分好みのコーヒー豆に出会えるという訳です。もちろん一口に苦味と言っても、豆によってその味わいは異なります。なぜなら豆にはそれぞれ”個性”があるからです。
好みの焙煎度合いが分かったら、次はそこから気になる種類を一つ選んでみましょう。例えば”深煎り”の中からグァテマラを選んだなら、しばらくの間はどのお店に行っても深煎りのグァテマラだけ選び続けるのです。すると今度はグァテマラの中でも、これが特に好みだなという豆が出てくるはずです。そこには特定の”品種”だったり”産地”だったりと何かしら傾向が見えてきて、いつの間にか自分の好きな豆の特徴がはっきりしてくるという訳です。特に”精製方法”の違いは味が分かれるので、要チェックです。精製方法についてはいずれ詳しく。
コーヒーの味の話をする時必ず言うのは「味の好みは人の数だけある」ということです。”美味しい”は人によって異なり、一つの価値基準では計れないということです。では何を基準にするか。それは他でもない自分自身が美味しいと思うかどうか、その一点に尽きます。近年はスペシャルティコーヒーと呼ばれる価値基準が生まれ、果実味の強い酸味系のコーヒーが高評価を得るようになりました。でも僕はむしろ昔の喫茶店のような、ちょっと深煎りの落ち着いたコーヒーが一番好きです。なのでついそんなコーヒーのラインナップが多くなってしまいます笑。どうぞ皆さんも自分の”美味しい”を大切に!
この記事へのコメント
ミキ
コーヒーは奥深い!
た
昔、珈琲店でバイトをしていました。
私も果実味の強い酸味系のコーヒーより、昔の喫茶店のようなちょっと深煎りの落ち着いたコーヒーが好みです。
だあきち
そんなにこだわりポイントがあるの、知りませんでした!
だから、お店のコーヒーはおいしいのね!と納得
江戸っ子
好みのコーヒー豆に出合うと 誰かにコーヒーを入れたくなりますよね。
おこめ
素敵です
スッチー
良いです。
ポンちゃん
最後の写真のコメント。。。「コーヒーを飲むときぐらい他人の・・・・」とっても良かったです!
あきら
私は、酸味の無いコーヒーが好きです。
まるこ
マンデリン 大好き
ぽんで
豆選びって楽しいですよね。
ほな
多種多様なコーヒー豆があるんですね。
コーヒーブレイク
コーヒー豆の故郷の写真、良かったです!
hirune
そこまできわめて豆を購入したことがなかったです