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第34話 キャンプイベント裏話的な。

  • 2017.06.12
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黒田 悟志



先月、山中湖のキャンプ場でサーモスファン参加イベントが行われました。
僕は企画当初から声を掛けて頂いていて、コーヒーに関するワークショップを行う事になっていました。今までコラムでは様々なコーヒーの話をしてきましたが、Web上では表現が難しいことも多かったので、それを実際にサーモスユーザーの前で披露出来るのは、とても楽しみでした。
東京・三田にあるサーモスの会議室でイベントの打合せをしている時、いつも僕の心は、キャンプ場で自慢のブレンドをドリップし、「美味しいですぅ!」と称賛の嵐を浴びている情景を妄想していました。しかしある時サーモスの担当者Yさんが放った一言によって、その妄想は打ち砕かれ現実に引き戻されました。それは、

「飲み比べもお願いしたいです!」

いや、言ったのは責任者のTさんだったか?まあ今となってはどっちでもいい話です。
飲み比べ、、、言葉にすると簡単なようにも思えます。でも実はこれ、大変なクセモノなんです(笑)
普段僕がドリップする量は1回に多くて2~3杯程度。400ccといったところでしょうか。でも今回は参加者全員とスタッフ分も考慮し、、、試飲の量で配るとしても2L超のドリップをする必要があると思いました。でもペーパードリップで一度に2Lも淹れられる器具は無く、せいぜい1Lちょい。つまり1種類につき2回淹れなければならない、と。

コーヒーは焙煎度合の違いによって、ざっくり3つの味「浅煎り=酸味」「中煎り=バランス良」「深煎り=苦味」に分かれます。飲み比べるならこの3種類と思いました。そうなると合計6回6L超です。しかもそれを短時間で淹れなければなりません。コーヒーはドリップ直後からどんどん味わいが落ちていくので、淹れたてじゃないと「飲み比べ」以前の話になってしまうからです。つまり、短時間で大量のお湯を3種類のコーヒーに変える、それをキャンプ場で行わなければならないのでした!
考えた末に編み出した方法、それは名付けて「サーモスポットリターン作戦」(笑)
まずガスコンロと電気ケトルを併用してひたすらお湯を沸かし、ステンレスポット6台に次々と貯めます。巨大ドリッパー&サーバー、それに大型ケトルを2台ずつ用意し、大量の豆を挽いて(挽きたてにこだわった為、豆で持ち込みその場で挽きました!)ペーパーにセット。そしてポットのお湯を再びやかんに戻し、沸騰させて温度調整しながら、両手で次々とドリップ!出来上がったコーヒーは、先ほどまでお湯を貯めていたポットに戻して保温、、、という方法です。
これが何とか上手くいきまして、コーヒーの味わいの違いだけでなく、皆さんそれぞれの好みの違いもあぶり出された試飲会となりました!また引き続き行われたドリップセミナーでは、もっとも一般的な「マグカップ1杯分のコーヒー」を淹れるポイントを披露し、更に参加者の中から代表2名によるドリップチャレンジも実施。これがお二人ともお上手で、僕の披露は何だったのだろう、という衝撃の結果でした(笑)

僕は都合で日帰り参加となってしまいましたが、一日でも皆さんと楽しい時間を過ごせた事、ホントに良かったデス!機会あればまた何らかの形で、多くの皆さんと直接お目にかかれたらと思っています。ありがとうございました!


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黒田 悟志 Satoshi Kuroda

Day Drip Company 代表

大手雑貨店勤務を経たのちカフェ開業を目指し退社。
飲食系スクールにて開業に向けたノウハウを学ぶ。
卒業後はダイニングカフェやバルなどに勤務する傍ら、コーヒーについても深く学ぶため自家焙煎店にも勤務。

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