先だってのコラム(→こちらを参照)でお伝えした通り、今年もSSTRというバイクのツーリングイベントに参加しました。今回はとにかく時間が短いため、ほぼ高速道路を選択。距離は遠回りでも最短時間で、かつ道路工事や渋滞発生の予測がないルートとして、関越道〜上信越道〜北陸道を走ることにしました。僕が出走した10月8日は一日中雨。移動の9割以上は雨の中をひた走る、滝行のような一日となりました。結果は無事、時間内に完走することが出来ました。
当日は4時半には自宅を出発し、5時にはスタート地点に選んだ東京・暁埠頭公園に着きました。既にSSTRのライダーが何人かいて、「千里浜で会いましょう!」と挨拶を交わしました。出発時は専用サイトにアクセスし、現在地が表示されたマップ上でスタート地点登録をします。ところがたまたま隣にいたライダーは、なぜかサイトにログイン出来ず苦戦。一緒に解決方法を探り、スタート数分前にアクセス出来た時は僕までホッとしました。不意に訪れるトラブルやアクシデントも、長い目で見れば醍醐味の一つですね。
都内〜関越道では結構気温が高く、暑さのあまり「服装選びに失敗した〜!」と思っていましたが、上信越道に入ると逆にとても寒くて、いずれにせよ服装準備は不充分でした。それでも事前に作っておいた綿密なタイムテーブルを目安に、寒さと雨に耐えつつ、ただひたすら淡々と走り続けました。最後の立ち寄りポイント「道の駅 メルヘンおやべ」の時点でも雨は止まず、昨年のような海に沈む夕陽など望むべくもない状況でした。ところが、海沿いの「のと里山海道」に出る頃には奇跡的に雨が止み、遠く水平線あたりだけ雲が切れ、ピンク色の夕焼けの空が顔を見せ始めたのです!
千里浜なぎさドライブウェイの入口「今浜口」に到着したのは予定より19分遅れ。でも今浜口での予備時間を20分取っておいたので、実質1分前のゴールという感じでした。千里浜のモニュメント前では見知らぬライダー同士で「撮りますよ!」と声を掛けあい記念撮影をしていて、僕も撮ってもらいました。実はこの時、燃費の見込み違いで、燃料計のエンプティサインが点滅状態。しかし計算するとギリギリ持つと出たので、僕の奥さんと友人が待つゴールゲートまでゆっくりと走り出しました。そう、今年も奥さんは僕のゴールシーンを撮影するため、友人と新幹線で先回りして待っていてくれたのです。
ゴールゲートでは、なんとSSTR主催者でレジェンドライダーの風間深志さんご本人が、ハイタッチで迎えてくれました!奥さんと友人の姿も見つけつつゴールゲートを走り抜ける時、会場のMCが「おっと、これがサトシか!?サトシなのか!?サトシですよね!」とアナウンスしているじゃないですか笑。え?どういうこと?後で聞いたら、僕を待ち構えている奥さんと友人を見つけたMCの風間晋之介さん(ライダー・俳優で、風間深志さんの息子)が、僕の名前を聞き出し、応援のため有志で集まっていた地元羽咋市の主婦の皆さんと共に、僕の到着をネタに盛り上がっていたのでした。
バイクを止め、会場内の受付で参加賞と記念バッチを受け取りました。その後、振る舞われていた名物の貝汁を頂いていると、突然呼び止められました。なんとスタート地点で挨拶を交わしたライダーが、僕に気付いて声を掛けてくれたのです!「千里浜で会いましょう」という合言葉のような挨拶が、本当に実現した瞬間でした。今回は開催前から様々な出来事が起こりましたが、自分なりに答えを出しながら駆け抜けた先には、全ての辻褄合わせのような小さな奇跡と感動が僕を待っていてくれたのでした。
この記事へのコメント
江戸っ子
完走したときのガッツポーズいいですね~
スッチー
良いです。
コレステロール
すれ違うバイクのゼッケンシール気に成ってたんですがこれかァー!
ぽんで
いい旅の道程だなあ
コレステロール
完走おめでとうございます。
コーヒーブレイク
レジェンドとの出会いもあって最高の旅でしたね!
サーモン
完走おめでとうございます!
おじゃ
完走おめでとうございます!
かぐや姫
おめでとう!
素敵な体験だね
一緒に走っている感じで楽しかったよ
おこめ
良かったです!
ほな
無事ゴール、よかった。
hirune
ロマンですね~